火星のプリンセスの映画化がようやく動き出した、とお伝えしたと思ったら、すでにアメリカのDVD映画として完成していました。12月末にはDVD販売開始で、アメリカのamazon.comを利用すれば日本からの購入も可能です。正直言ってレベルは高くなさそうですが、ヒロインに80年代の人気セクシー女優であるトレーシー・ローズが起用されているなど、ある意味非常に興味を引かれる映画です。日本語版は2012年の映画に引っ張られる形でもない限り難しそうですが、映画なので言葉はわからなくても楽しめそうです。
また、かつて映画化されたことのある『時間に忘れられた国』"The Land That Time Forgot"がリメイクされて映画化されていました。こちらは日本語版DVDが来年早々に販売開始です。予告編などを見る限りではけっこう完成度は高そうですので、期待して観てみましょう。
2011年予定でターザン映画の企画があったり、2012年を待つことなく、バローズファンにとっては奇跡のような状況が(映画分野ではありますが)訪れてきているようです
(29 Dec.2009)
火星のプリンセスの映画化が具体的に動き始めて数ヶ月……次々、キャストがあきらかになってきています。タルス・タルカスには実績ある大物俳優を起用したり、サルコジャには美人女優を起用するなど、緑色人をCGで合成する気はなさそうなキャスティングには、まあ映像化となると仕方ないかなと思うのですが、ちょっとドキドキさせられます。全貌が明らかになる日まで、あと3年……ここまで待ったんだから、腹をくくって待つことにしましょう (3 Nov.2009)
1年近くも更新しないでいると、いろんなことがあります。大きいのは訃報かな……野田大元帥、矢野徹さん、栗本薫さん……。でも、いいニュースもあります。
以前から、監督決定のニュースが出ては消えていた映画、『火星のプリンセス』。
ディズニーのスタッフがERB社を訪れたというニュースがあってから数ヶ月、ついにキャストが発表されました。ここまで具体的になれば、もう企画が流れることはないでしょうね……2012年の火星のプリンセス100周年を、盛大に祝いましょう!(10
Jul.2008)
スズシロさんからまた感想文をいただきました。『ターザンと狂人』は、バローズの死後、バローズ・リバイバル・ブームのさなか発見され刊行された、ターザン・シリーズ最後の長編。ペルシダーの最終話、金星の新作、「さい果ての星の彼方へ」の第2部に続きカナベラル・プレスから刊行された、この時期唯一の長編でもあります。
評価はイロイロ。没原稿かもしれないし、セルフパロディだったかもしれません。ひとつ明らかなのは、この作品が、死後14年を経て刊行された、17年ぶりの、最後のターザンということです……。ちなみに刊行年、1964年はわたしが誕生した年でもあります。(10
Jul.2008)
野田昌宏宇宙軍代元帥が亡くなられた。享年74。バローズと同年であることはもちろんただの偶然だし、わたしは運命論者ではないが、イマドキの74歳なんてまだまだ現役だゼ、早すぎるってもンじゃねぇのか、なんて、なれない江戸言葉を言いたくもなる。まだ、前期高齢者じゃないか。
思いのたけは、半年以上ぶりの更新となったエッセイというか、コラムの中に述べた。述べたりないのはもちろんだが、気持ちの整理はつかない。わたしにとって、ある意味、厚木淳氏よりも強い影響をもたらしてくれた人だった。
合掌。(6 Jun.2008)
今回の更新は、掲示板にも登場いただいたスズシロさんによる『類猿人ターザン』の感想です。編集作業しつつ、当初は2000年の企画だったんだなあとしみじみ。わたしもトシとっちゃった。そういえば、しばらく前に更新した小説は、自分はまだ30台、子どもは保育園だが、今はそれぞれ40台半ば、小学5年生。油断してたら子どもに読まれて恥ずかしい思いしそう。ともあれ、数年ぶりの感想文更新。もちろん、他のかたからも、どの作品にでも、まだまだ受け付けております。ぜひ熱いメッセージをお寄せください。(16 Oct.2007)
弥生美術館に、武部本一郎展用に貸し出していた本が帰ってきました。これを見ると、改めて終わってしまったんだなと思ってしまいます。しばし無常の心持。というわけで、武部展のお土産の絵葉書を公開。じつはもう1点ありますが、サイズの関係で仲間はずれです。いかれた皆さんはもちろん、買われたことでしょうね。わたしは弥生美術館から一式いただいたので、次の年賀状に使おうかな? と思っています。どれが届くか、乞うご期待。(9 Oct.2007)
懲りずにというか、翻訳プロジェクトを再開しようと思います。今回は、協力いただく方がいなくてもやるつもりです。いや、協力者を断るつもりはないのですが、『科学者の反乱』の元になった作品で、文章に共通点も多く、これならという思いがわいたからです。
作品に発表の機会を与えたレイ・パーマーを批難する気はありませんが、バローズの原稿を大幅改稿したと聞けば、元も読みたいのが人情。比較して読んでみるのも、悪くはないかもしれません。(7
Oct.2007)
ついに武部本一郎展が終了しました。弥生美術館の皆さん、大橋さん、加藤さんはじめ尽力された皆さん、本当にご苦労様でした。2007年の夏、得がたい思い出を分けてくださった方々には感謝の言葉がつきません。こうした展示が、東京のアングラ系(失礼!)美術展だけの企画に終わらず、地方も含めた巡回展や、武部美術館のような常設館の方向に発展してくだされば、よいのですが……小松崎茂さんにはありますよね、そういうの。何とかならないものなのかなあ、本当に。たとえば、原画が長年大量に保管されていたという東京創元社の一角に展示コーナーを設置するとか!(4 Oct.2007)
最近、武部さんづくしです。回顧展もありましたし、新たな発見もあって、当然なのですが、あらためてみていて、加藤直之さん監修のマニア画集下巻を紹介していなかったことに気づきました。あわてて読み返し、紹介を見送った経緯を思い出しました。これは、自分もひとこと言いたい。そう思わせる内容だったのです。それが、最近判明した新事実とも絡むことがわかり、ここはとりあえず本を紹介し、武部試論は改めて再構築するしかないと思い至りました。資料を集め、読み返した上で、がんばって書いてみます。(24 Sep.2007)
さて、皆さん、SFJapan 2007SUMMER号はすでに買い求められたでしょうか? 弥生美術館での会期もあとわずかとなった武部本一郎回顧展でひときわ目を引いた未発表火星原画が発見された経緯や、このトップページの背景にも使用させていただいているソリス姫の誕生エピソードが語られています。バローズ・ファン、武部ファンなら、押さえておかないと後悔しますよ! 男前白人のジョン・カーターや色っぽいデジャー・ソリスは必見です。(18 Sep.2007)
話題は少し戻りますが、ここ数年の、大橋博之さんの成果は大きいと思います。SFマガジン、SFJapan、本の雑誌などで武部本一郎画伯にまつわるいくつかのなぞを解き、伝説を覆し、さらには画集に回顧展。回顧展は先回ご案内しましたので、今回は画集です。正直、不満は多いのですが、何よりも企画し、通し、出版までしてくれたことには感謝の言葉しかありません。昨年はオフ会に参加いただき、今年はワールドコンでいろいろお話をうかがいもしました。おかげで、いろいろ楽しい経験をさせていただきました。(11
Sep.2007)
(追記)大橋さんより、未発表原稿をいただきました。感謝して掲載させていただきます(13 Sep.2007)
いってきました、ワールドコン。そして弥生美術館『武部本一郎展』。そしてオフ会。ついでにカラオケ。楽しいひと時を提供していただいた方々に感謝、感謝、感謝です。先回のオフ会に参加いただいた大橋さんのお世話で、わたしも本のちょっぴり協力した今回の美術展、貴重な思い出が作れました。本当にありがとうございました。
しかし、今回は発見も多かった。最大の発見は大橋さんの個人誌。これはもう、読んでいただくほかありません。これまでのバローズ・ファンの間での定説が根底から崩れ去りました。ショックですが、新発見という意味で、心地よい衝撃です。皆さんもぜひその感動を味わってください(9
Sep.2007)
東京の弥生美術館で、武部本一郎展が開催中です。わたしもほんのちょっぴりだけご協力させていただきました。……となると、行かないわけにはいかない。デジャー・ソリスはじめ、武部画伯の原画をまじかに見ることのできるまたとない機会。来月はじめに行く予定、ぜひあなたもご一緒しませんか?(23 Aug.2007)
角川文庫版の金星シリーズ第一巻をようやく入手したので、ご紹介。未入手本が消えていくのはうれしい反面、さみしさも感じるから不思議なものです。いま、ほしいのは、バローズ作品掲載のミステリマガジンと、映画『地底王国』でしょうか。キャロライン・マンロー、実はまだ観てないんですよ。(19 May.2007)
武部本一郎が影響を与えた画家は多そうです。では、武部画伯が影響を受けた画家は? これも、いそう。フラゼッタに興味を持っていたことは有名だけれど。というわけで、武部本一郎と日米の画家たちに関するエッセイを連続で書いてみます。乞うご期待、と言い切る自身はないので、期待せずお願いします。(11 Mar.2007)
気がつけば、最初のアップロードから10年……20万超の訪問をいただいています。1日100万を超えるアイドルのブログには遠く及びませんが、同じカラーで10年続いたことのほうがある意味すごいかも、なんて自画自賛。ここ数年、更新が少なかった点は少しずつ挽回するつもりです。毎日は難しいけど、毎週なら……がんばります! また、よろしくお願いします(14 Oct.2006)
というわけで、今回の更新は雑誌『Tarzan』の別冊として出された、ターザン特集号。御存知のとおり、雑誌には筋肉男はいてもターザンはいませんが、これはターザンが主人公。観点がずれているところがなかなか、素敵というか、面白いというか、オイオイというところもありますが、楽しめばいいかという感じです。まあよかったかな。
講談社版第2弾も追加。これからも増やしますよ。乞うご期待(12 Oct.2006)
なんとついにというか、いまさらというか、翻訳プロジェクト第3弾『人喰い』が完結です! 第10章の途中から、ワタクシ長田が担当のはずが、遅れ遅れてはや3年あまり……しびれを切らした(?)鴨々之端さん(かものはたさんとお呼びするそうです)が10章の残りを訳してくださいました。3年以上もたって! いや、暖かくも辛抱強いご支援あっての当サイト。本当に感謝です。むかし、おかぴーさんに訳していただいてあった11章も無事発見し、ここに晴れて完結。ターザン以外のジャングルものとして、そして近年の(といっても過去40年くらいの)ペーパーバックでも再刊されなかった、幻の一品として、バローズ・ファン垂涎の作品だったといっても過言ではないでしょう。バローズSF作品唯一の未刊行作品『科学者の反乱』とともに、これらの作品を目にすることは本場アメリカのファンでもそうはかなわないのではないかと思います。日本のバローズ・ファンダムの底力を感じる翻訳プロジェクトが、また一歩大きな足跡を残したことに感無量の思いです。(2 Oct.2006)
相変わらず更新していませんが……皆さんのご協力もあって、更新のネタだけはたまっています。先日も、雑誌「Tarzan」の別冊付録を送っていただきました。なかなか勝手なこと書いてありましたが、面白かったです。で、今回の更新はそれじゃなくて、相互リンク申し込みいただいていた山本さんのサイトへのリンクと、メールフォームの設置です。メールアドレスをさらすことの恐ろしさは大変なものがある一方、皆さんからの応援に耳をふさぐのも寂しい。建設的な批判なら、むしろ聞きたい。そこで、フォームの設置と相成りました。自己設置する根性がないので、借り物ですが。皆さん、どうぞご意見ご感想をお願いします! 掲示板には書きづらいことなんか、下記にぜひ!(27 Jun.2006)
いまだに先月の東京出張を思い出します。神保町は……もっと多くの古書店があるかなと思ったけど、それでも宮崎さんがピンポイントで品揃えのいいお店を紹介してくれて目の保養、30年前に引き戻される感覚を味わうことができました。お昼や、夕食もよかったなあ。あんなにバローズのこと、SFのことを話したのはいつ以来だろう? バローズに関しては初めてだったかもしれません。またぼちぼちと更新していきますので、皆さん、今後もよろしくお願いします。まずは「人喰い」の完結ですね!(27 Jun.2006)
数ヶ月ぶりにネットに復帰しました。私的な事情で多くの方に心配をおかけし、申し訳なく思っています。休んでいる間に、小林さんが復活したり、武部さんの新しい画集が出たりと、バローズ・ファンは健在という感じで、うれしい限りです。また引き続いてがんばるつもりなので、まだ見に来ていただいている方々いらっしゃいましたら、またよろしくお願いします。(24 Apr.2006)
なんとラッキーなことに、講談社版火星シリーズを入手することができました。1960年代、出版界を席巻した火星シリーズですが、創元推理文庫と真正面から張り合ったのは講談社のみ。終盤の数巻は創元版に先んじたというのは有名なエピソードです。これから続々紹介しますので、お楽しみに。待ちきれない方は小林さんのサイト『E・R・バローズ資料館』をご訪問ください(22 Jun.2005)
久しぶりの更新は、すいさんからの大量投稿に対するメニューの修正と、深水晶さんからの合本版の紹介です。すいさんの活躍はご存知と思いますので、今回は深水さんのご紹介を。といっても、ネットでご自分のサイトで自作小説を発表し、作家を志す若い女性、といった程度ですが。以前から知ってはいたんですが、ぼくのプロフィルから当サイトを探し当てて独自に合本版を読破してくれたという、偉い人です。今回は、某コミュニティサイト向け原稿の転載。こうした形で、バローズ作品が広く宣伝されていくのはうれしい限り。映画化の話題もありますが、ぜひ実現して、バローズブームよ再び、と願いたいところです。(15 Mar.2005)
フリーイラストコーナーが快調です。わたしが忙しさを口実に更新をサボっているのがもろばれになってしまう怒涛の更新。カイさん、さとさんに続いて、武部画伯にあこがれて1年前からバローズ画をかいているというすいさんより、スビアとバンスの定番コンビを2枚連続で応募していただきました。これまで知らなかった方と知り合えるうれしさもまた、ネットの醍醐味。今後とも、よろしくです(16 Dec.2004)
しばらくサイトを閉鎖されていたカイさんが、満を持して再開。さっそく頻繁な更新で楽しませていただけたと思ったら、イラストコーナーにも新しいコンテンツが相次いで来ました。ここはカイさんのご好意で、応募イラスト系の企画ページをつくられたものに当HPからの直リンクで紹介させていただいているもの。フラッシュムービーなどは、思わず息を呑むできです。さとさんのイラストも、武部画伯の筆では迫力ある妖艶な美女だったヴァラ・ディアが可憐な筆致で描かれていて、これもまた新鮮。ファン・サイトならではの楽しさを感じられる、幸せなページに仕上がっています。(8 Dec.2004)
先日、東京方面出張の折、常連の宮崎さん、高井さんとお会いして来ました。久しぶりのバローズ談義に花が咲き、楽しい時間をすごさせていただきました。あらためてお二方にお礼するとともに、残念ながらお会いできなかった/なかなかお会いする機会もない多くの方々にも、日ごろお世話になっていることを感謝したい気持ちがわいてきました。ネット経由という関係ではありますが、多くの方から励ましやご協力をいただいて、このサイトは成り立っています。今後も、少しずつ更新を続けますので、よろしくお願いします。(20 Nov.2004)
のんびりしたペースでの再開第2弾は、DVD化された映画『グレイストーク』。私がリアルタイムで観た封切り映画としてはボー・デレクに次ぐ2作目かな。当時、予備校生だったような。原作に忠実、といううたい文句で、SFマガジンのグラビアページでも取り上げられていたと思うが(だから原作者は「バロウズ」になっている)、感想は、ボーのほうが面白かった…。
もちろん、露出度が決め手ではありません。たぶん。(2 Oct.2004)
お久しぶりです…本当に、情けないくらいお久しぶりになりました。この間、いろいろ心配いただきまして、掲示板はもちろん、メールに…勤務先の会社にまで訪問いただき、励ましを頂戴しました。涙が出るほどうれしかったのですが、いかんせん、手が動かず…その間も多くの方々の訪問をいただき、掲示板での発言も継続していただいていました。感謝感激です。
私は元気をなくしていましたが、バローズは死後54年を経てますます元気。『火星のプリンセス』映画化の情報も刻々と入ってきていますし、<火星シリーズ>のデジタル書籍化もなりました。ターザン映画もDVDで続々出てきています。ここで黙っていてはファンじゃないですよね。
まずは消えた掲示板の復旧、ついで各種情報の収録から順に再開していきます。無理のないペースでいきたいので、当分じれったいかと思いますが、どうか御容赦ください。では、あんがーど!(19
Sep.2004)
ようやく、山本貴嗣さん画の『火星のプリンセス』が刊行されました。21世紀の出版らしい、あかぬけた、美しい(というか、かわいらしい)バローズの世界です。
アメリカでも90年代以降の出版はコミック系のアーチストが表紙イラストを担当していますが(それをいったらフラゼッタもそうなるけど、あの人は別格)、えてしてそれらのかたがたは絵のテクニックはまずまずでも明らかに本文を読んでない、絵についても適当に描いている(光線の当たり具合が変だったり、遠近法がおかしかったり)というのが多くて、火星シリーズのマイクル・ウィーラン以外は見るに耐えない絵が多いのですが、山本さんはさすが、名うてのバローズ・ファン。そもそも絵を描く資料を探して当サイトとの縁ができた、というくらいで、研究熱心かつ手を抜かない方なんですね。いいかたに描いてもらった、という感じです。(18
Oct.2003)
ジュブナイル強化月間ということで過去の作品リストに手を加えていっていると、けっこうリンク切れが見つかったりします。キャスパックなんか、ほぼ全滅状態でした。サイトの引越しのときに、一部ファイル名を修正したのが裏目に出たようです。気がついたものから修正しているのですが、まだまだ見落としはありそう。
皆さん、もしリンク切れやイラストが表示されないなどの不具合を発見されましたら、メールでも掲示板でもいいので、連絡いただけないでしょうか? ファイルが消えたわけではないし、サーバの容量も十分なはずなので、単なるミスの可能性が高いんです。
よろしくお願いします。(8 Oct.2003)
と、いうわけで(?)今月はジュブナイル強化月間と決定しました。3冊ほどの未収録だったジュブナイル作品をご紹介していく予定です。第1弾は偕成社版エスエフ名作シリーズから、『地底恐竜テロドン』。なんと、武部画伯がペルシダーを描いた、最初ではないかとも思われます。そう思えば歴史的な書かな。どうぞ、ご堪能ください。(6 Oct.2003)
岩崎書店版の「冒険ファンタジー名作選」のラインナップ、見ましたか。思わず胸が躍るような作品ぞろいです! と、これは、われわれオールド・ファンの話。若いファンなら、イラストレーター人の顔ぶれのほうに興奮したかも。いずれ劣らぬ人気作家たち。老舗の書店、なかなかの思い切った企画です。願わくば、これがヒットして、他社も追従せんことを。(26 Sep.2003)
夏休み、というつもりではなかったのだけれど、2ヶ月も更新をサボってしまった。この間、武部画集に岩崎書店に火星大接近にと、書くネタはあったにもかかわらず。反省、です。
さて、多分もう書かないから今書いておくと、火星大接近。これは、やはり一般的には大きなニュースだったようで、当HPのカウンタも数倍の規模で早回りした。「火星」で検索して飛んできたかたが多かったのだろうか。掲示板にもメールにもそれらしいメッセージはなかったが、おそらくそうなんだろう。もし少しでも中身を見て、興味を持ってくれたらいいのだけれど…無理だろうな。(22
Sep.2003)
しばらく前は1日に100〜150くらい回っていたアクセスカウンタが50そこそこで落ち着いたと思ったら、最近、2度ほど、100を超える日があった。最初は厚木淳先生逝去の報が駆け巡った日。そして2度目は…山本貴嗣さんからリンクしていただいた日。やはり、日に数百もカウンタが回るサイトさんからリンクをもらうと変わるものだなと実感した次第。また、こうした知られた人がバローズ・ファンであるというのは、バローズの名前をより多くの人に意識してもらう上では重要なことで、その意味でもうれしく感じた。もっとも、一番うれしいのはまたこれまで知らなかったバローズ・ファンの方と出会えたということ。ホームページで何らかの発信をしているからこそ出会いが繰り返し訪れるわけで、よし、やらねば、という気持ちが新たになってきます。またがんばろう。(25 Jun.2003)
この4月から、仕事の内容が変わった。忙しくなった、というのが実感。慣れてない部分は多いのだけれど、正直、少ししんどい。でも。泣きごといってたって始まらない、気持ちを入れ替えてがんばらねば、と思っていたところにとんでもない話が舞い込んできた。厚木淳先生の訃報。日本におけるERB普及の功労者を何人か挙げろといわれたら、武部本一郎先生や野田昌宏先生とともに厚木淳先生の名を忘れるわけにはいかない。いや、現役という点では紛れも泣く第一人者、だったのだけれど、それも過去の話か…。合掌。(14 Jun.2003)
今回の更新は、手持ちのペーパーバックの落ち穂広い。奇しくもいずれもフラゼッタ、そして、決してうまくはない。このころ、そののちのようにブレイクするとは、だれが思ったか?(8 May.2003)
家族サービスに追われるので休日はかえって更新が進まないのですが、少しでもと思い、贋作小説を書きました。今回はようやく異世界冒険ものらしい戦いのシーン。一人称が書きづらくてなかなか進まなかったのが、戦いとなると次々手が動くのが不思議です。文才の無さはもう既にあきらめているので、みなさん読んでくださいなどとは恥ずかしくていえませんが、今回はいままででは一番楽しんで書けたというのは事実です。だんだん、キャラクターが見えてきた気もするので、これから少しずつペースが上がるかな? いや、できない約束はしないほうがいいですね。(5 May.2003)
せっかくの引っ越し以降、更新がストップしていて、申し訳ありませんでした。いろいろと再構築したり、新しいコンテンツをつくったりはしてたんですが、報告できる段階ではないんです。会社での所属がかわり、以前の仕事の残りと新しい仕事の両方に追いまくられているというのは個人的な事情。最近体調を崩しがちなのも、それが原因の過労と思われるが、これだって個人的な問題ですね。
で、更新です。久しぶりなのにしょぼくて申し訳ないのですが、ラス・マニングのコミックをバローズの原作に沿って再構成したと思われる美麗な装本のシリーズ。最初の2冊は既報ですが、まとめなおしました。やはりマニングはいいですね。機会があったら読まれるといいかも。(28
Apr.2003)
いままで、hpスペースの不足を補うために、一部のコンテンツを無料サイトに分割するなどしてしのいできましたが、やはり使いにくいということもあり、サイトを引っ越しました。まだファイルをまとめてコピーしただけなので、細部の矛盾点など、あるかと思いますが、順次修正していきます。相互リンクいただいているサイトには、順次連絡する予定ですが、それだけでも結構な手間なので、少し時間をいただくかも知れません。どうか、リンクやお気に入りの変更などを、よろしくお願いします。
いくつかのファイルのリンク先や、設定など、まだまだ修正が行き届いていないところがあると思います。全部で1300を越えるファイルがあったことを知り、自分でも驚いているくらいですので、すぐにすべて修正するのは困難と思いますが、必ずなおしますので、しばらくはおつきあい下さい。
では、今後とも「エドガー・ライス・バローズのSF冒険世界へようこそ」をよろしくお願いします。(6 Apr.2003)
シンさんから、『人喰い―百獣の王ベン―』の第10章第1弾が送られてきました。これですべての章の後悔に向けて動き出したことになります。もう少しです。
さて、ついに戦争が始まりました。情緒的な戦争反対(人が死ぬのはいや、みたいな)をしようとは思いませんが、義のない戦いを支持はできません。バローズも、今回のブッシュは支持しないと思います。なぜか? エッセイ欄で、わたしが読み解いたかれの考えは披瀝済み。よろしければ、お読み下さい。(26
Mar.2003)
ついに、東京創元社版『新装版 武部本一郎画集』の復刊が決定しました。『火星の古代王国』の帯に広告が出てから、苦節半年、皆様方、多くのファンのかたがたの後押しがあればこそでした。どうも、みなさんご苦労様でした。今年の夏は、美しい武部画を堪能しましょう。(13 Mar.2003)
最近、掲示板へのかき込みをいただくことが少なくなったなあと実感しております。メールにいたっては、ほんとうに少なくなりました。開設当初の1日20人弱の訪問しかいただいていなかった頃の方が、毎週のように新規メールをいただいていましたから、熱かったなあと思います。いや、原因は分かってるんです。内憂と外患ですよね。魅力的な新規コンテンツがないことと、インターネットいうメディアが飽和して仲間探しや出会いの場から単なる情報検索の対象に変質してしまったこと。このふたつが原因と思っています。後者はどうにもならないので、前者のほうを、少し改善するつもりです。具体的には……そう、近々、サイトの運営のかたちを少し変えます。乞うご期待、というほどの中身ではありませんが、少しは閲覧しやすくなるんじゃないかな? ただ、結果的にアクセスが減ることも、実は覚悟しているのですがね。(11 Mar.2003)
ターザン映画の解説書を入手しました。原書の情報は既報だったし、訳があるということも知っていましたが、なかなか手に入らなかったのですが、今回、無事入手できましたので、ご紹介します。実はまだ読んでいないので、詳細は読んでからまた追加します。バローズのエッセイなどにも登場する娘のジョーンはターザン俳優(1927年制作の『獅子王ターザン』のジェイムズ・H・ピアース)と結婚してたんですね。知らなかった。(1 Mar.2003)
久しぶりに、書きかけでやめていた贋作小説を書いてみました。なんと、今世紀に入ってはじめての小説アップ。って、いつ以来だ! 前回、どうにも進まなかった原因を取り除くべく、第3章からやり直しです。とにかくペルシダーにいっちゃおう、ということで書きました。
お読みいただいたかたにはおわかりの通り、わたしはバローズの真似は目指していません。文体その他はまったく意識していない、ということです。作品世界だけ借りて、あとは自分の書きやすいように書くつもりです。自分が主人公なので、多分に願望充足的な傾向が入るかも。あ、となると、ふたりのさとこさんにあらためてお断りが必要かな。失礼なことになっちゃったら、ごめんなさい。
しかし、わたしはタカビーな女性が趣味なのかも知れないな。(27 Feb.2003)
もっとも最新のターザン映画(アニメはのぞく)を観ることができました。キャスパー・ヴァン・ディーン主演の『ターザン 失われた都市』です。評判は悪いものしか目にしなかったので、覚悟して観たら、意外と面白かった、というのが感想です。少なくともテレビのジョー・ララのよりは面白かった。『類猿人ターザン』の後日談、というか、オパルの危機に駆けつけるターザン、追うジェーン、というお話。機会があれば、どうぞご覧下さい。(25 Feb.2003)
ワイズミュラーとモーリン・オサリヴァン主演の『ターザンの復讐』ビデオを入手できたのでご紹介します。いきなり黒人荷役が射殺されたり、といった時代を感じさせるシーンにも驚かされますが、アクション映画としての骨子というか、エッセンスがたっぷり詰まっていることに驚きます。いや、子供の頃から観た秘境冒険映像の元ネタが少なからず登場している、そんな感じの作品。
モーリンの美しさは、現代でも十分通用します。(15 Feb.2003)
わあなつかしい、というかたも多いのでは。翻訳プロジェクトの第1弾として完成させたバローズの隠れた名作『トーンの無法者』の一部改訂版が、今回の更新です。「ERB資料館」の小林館長が、12章までの見直しをすすめてくれました。で、とりあえずわたしが訳を担当した章について、改訂してみたんですが……多い……わたしの担当章が一番直し多かった?……小林さん、ご苦労様でした、ありがとうございました。自分でもがんばって見直してみます。
というわけで、翻訳プロジェクトではどの作品について、どんなかたちででも、参加者を募集しております。ご意見・ご感想、どしどしお寄せ下さい!(6
Feb.2003)
いまやろうとしているのは、サイト内データの整理です。まとめていない表紙画家のかたがたを画家名から捜せるようにしたり、代表的な訳書を基準にしていた著作リストを内容重視でバローズの原題基準にまとめなおしたり、リンク集を利用しやすいように手直ししたり(これはまだです)、ほったらかしだった贋作小説の続きを書いたり(これもまだアップしてません)。
これだけでは新規のコンテンツがないことになるので、そのあたりも時折織り込みながら、全体にもっと見やすいものにならないか、考えているところです。(28
Jan.2003)
小ネタが続きますが……というと怒られそうですが、今回の新着は収録忘れをしていた合本版第4集の帯です。もしかしたらそんなものまで収録しているの? という声が聞こえてきそうだけど、実はそうなのです。久しぶりなので忘れられているかも知れないけど(忘れたのはわたしだが)、ほかにも各種帯を収録してあって、この帯というのは新刊をいかにしてアピールするか、という編集者の勝負所ですから、けっこう見応えあります。久しぶりのひともはじめてのひとも、新しい発見を期待してのぞいてみて下さい。(18 Jan.2003)
今回の更新は小ネタかも知れません。すでに小林信也さんの「ERB資料館」に収録済みで、かつてのスターログなどでもさんざん紹介され済みのニール・アダムスですから。何を今さら、という感じの方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、やはりERBアーティストを語ろうとしたとき、1970年代の代表的な画家のひとりとして、ボリス・ヴァレホやマイクル・ウィーランとともにニール・アダムスを忘れるわけにはいきません。その躍動感あふれる筆致は、アメコミより日本のマンガやアニメを思わせる、というのは思い過ごしでしょうか?(16
Jan.2003)
今回の更新は、オーティス・アデルバート・クライン作の似非ターザンもの、『ジャングルのジャン』です。この本、実はちょくちょくお世話になっている、T氏より寄贈されたもの。『月のマザ』もそうでした。
英語がすらすらと読めるわけではないので、ペーパーバックはもっぱら表紙を楽しむのですが、こうした内容のわからない作品の場合、裏表紙の釣書などを(短いから)訳したりして、けっこう楽しいです。これ以上紹介は進まない作家だと思いますが、バローズ贋作家としてもっとも名の通った作家である以上、それなりにはおもしろいのかも知れません。(29
Dec.2002)
以前からいろいろとお世話になっているT氏が教えてくれた情報で、実業之日本社版の『ターザンの怒り』を入手できました。昭和36年にターザン6巻を刊行した、かなり本格的な紹介のうちの1冊です。特筆すべきは、表紙と挿絵を武部本一郎画伯が書いていること! バローズと武部さんの出会いは、『火星のプリンセス』ではなかったのです。うーん、なかなか。(28 Dec.2002)
やった、ついに翻訳プロジェクトの自分の担当分が終わったぞ! というかわたしが終盤の5章をいつまでも引きずっていて、みなさんにご迷惑をかけていたのでした。すいません。で、序章から8章の途中までが一気につながりました。9章と11章も完成済み、つまりあとわずかだ! 年内に完了の目途があるわけではありませんが、この仕事がみなさまにとってのクリスマス・プレゼントかお年玉になることを祈っています。
だって、バローズの未訳作品がまた1冊、読めるようになるんだから!(17 Dec.2002)
昨年にひきつづき、イーソーさんからクリスマスカードが届きました。マハールのトナカイに、鉄モグラのそり。サンタはアブナー・ペリーかな? 昨年の緑色人サンタもなかなかでしたが、今年も素敵です。今回の最大の違いは、そのイーソーさんが満を持してご自分のwebサイトをもたれたということでしょうか。「クラフト一家物語」では、このカードのメイキングや動くようすが公開されています。どこがどう動くかは見てのお楽しみ! ともかくこれで、今年も終わりが近づきました。はやいものですねえ。(11 Dec.2002)
遅々とした歩みの翻訳プロジェクト第3弾も、いよいよ終盤戦に突入してまいりました。そろそろ次回を考えようかという意見が出てきています。次回は何にするか? 初期の代表的長編、幻のSF作品、ジャングルものとくると、あとはもう、ターザンの未訳作品しかありません。そう、次回はターザンの未訳作品2点「ターザンの探索」「ターザンと外人部隊」と準未訳「密林の王者ターザン」から、1作を選ぶことになると思われます。いよいよ本命登場といった感じの翻訳プロジェクト、あなたも手を挙げてみませんか?(27 Nov.2002)
バローズを題材にしたクリスマスカードなど、意表をついた、しかしすばらしい作品を次々ものにされていたイーソーさんがついにご自分のwebサイトを開設されました。ERBのカードはもちろん、ウルトラマンのペーパークラフトなどイーソーさんの作品のほか、奥様、お子さまがたがたの作品集が公開されています。うちのこと同じような年頃なのに、なんでこんなにも……というのは、いってはいけない言葉。すばらしい一家です。(21 Nov.2002)
今回の更新はひさびさ、ダークホース社のコミックです。その名も「スーパーマン・ターザン:ジャングルの息子たち」。前作が「バットマン・ターザン」でしたから、当然の展開ではありますが、前科のようなふたりのヒーローが協力して事件に取り組むのではなく、誕生編から起こして、クリプトン星の赤ん坊が雌猿のカラに育てられるという展開でスタートします。胸にSマークつけたジャングルの英雄の活躍やいかに。まあキワモノですが、楽しめます。(14 Nov.2002)
武部画集復刊の動きで盛り上がりもあるというのに、カウンタのほうは年内の13万hitが微妙な情勢。まあ年間で3万なら、50年以上前に没した作家のファンページとしては十分すぎるくらいのものとは思うけど、一時期、当たり前のように1日100件以上のアクセスがあったことを思えばやはり減ってきているのか。
HPのアクセスが減る理由は簡単で、更新が滞っているということが最大のものだろう。それなりには更新しているつもりだけど、やはり以前から見ると明らかに減っている。しかも、密度も低い。
そろそろカウンタ設置から丸6年。せめて毎週更新は実現したいものと思っています。(4 Nov.2002)
武部画集は見本ビラの配布に創元社ホームページでの宣伝告知もはじまって、徐々に可能性が高まってきたようすです。いささか気になるのはビラがどう見てもカラーコピー(もしくはカラーレーザプリンタからの出力)であること。300部以上も用意するなら、印刷のほうがコスト的には安かろうと思うのですが、どういうつもりなのでしょうか? 予算が付かなかったから事務経費で処理したとか……だとすると、創元社、実は最初からあきらめてるとか……いやいや、まだ半年残ってますから、夢は捨てずにいましょう!(26 Oct.2002)
大変なことになってきました。ようやく、待ちに待った〈合本版・火星シリーズ〉が完結、これで創元のバローズももうおしまいかと半ばあきらめつつあったところへ、なんと『新装版
武部本一郎画集』計画中の広告が! 半年で300名の予約が必要とのことだけど、だったら宣伝して集めるほかない! 古書店では5万円から10万円程度で取り引きさせることの多かった前画集(しかもわずか600部の限定版だったからそれさえも少ない)と同じ内容というから、これはもう手にいれるほかない。
みなさん、周辺の友人を巻き込んで復刊計画を現実のものに変えましょう!(6 Oct.2002)
ようやく翻訳プロジェクトの第1章が訳了。序章が終わっていて、2章と4章は途中、3章にもおかぴーさんが手を挙げてくれたことで、なんとか前半は目途がついてきた感じがします。今回の第3弾は今まで以上にゆっくりとしたペースではありますが、それでも確実に進んでいますので、みなさん、見捨てずにおつきあい下さい。未訳作品を全文日本語で読める、というのは、おかぴーさんの「Something
Joyful」とこの要約プロジェクトしかないのですから。
しかし、他にこんなに未訳作品のファン訳が進んでいる作家はいるのだろうか。自画自賛ではありますが、きわめて珍しく貴重で、そしてすばらしい試みではないかと思っています。(17
Sep.2002)
翻訳がなかなか進みません。わたしのノリが悪いのが最大の原因なんですが、どうも集中力を欠いてしまいます。『トーンの無法者』のときは、一晩で1章の半分くらいを一気に訳したこともあったのにねえ。まあまだ導入部で動きが少ないからで、作品世界が見えてくればノリもよくなるのかもしれないが。
しかし、『トーンの無法者』はおもしろい作品だったのだなあとあらためて思います。『火星のプリンセス』と『類猿人ターザン』のあいだに書かれた作品なので、バローズの創作意欲が爆発したもっともすばらしい時期の作品としておもしろくないわけがないのですがね。
いや、『人喰い』だって、これからどんどんおもしろくなるに違いない? もちろん、そのはずです!(7 Sep.2002)
最近、ネット上のバローズ・ファンの活躍が目につくようになってきました。
生意気なことをいわせてもらえれば、いままでネット上のバローズ・ファンといえば、まず当サイトにきていただいて、それから活動が広がるというケースが多かったように思っていたのですが、タクさんはリバース・ギア、史仙さんは
Something Joyful と、最近目立った動きのあるかたがたは、それぞれ他のバローズ・サイトから登場してきています。
むろん、カイさんのリバース・ギア、おかぴーさんの Something Joyful ともにすぐれたサイトであり、不思議でもなんでもないのですが、やはり古くからやっていて、単純な情報量(文字数というだけかもしれないが)では負けていないと自負しているだけに、うーん、と考えてしまいました。
何度も書いてますが、最近、更新が少なく、また掲示板を自分自身が盛り上げていないこともあって、新しいかたに気づかれにくいし、気づいても書き込みしにくい雰囲気があるのかもしれません。
バローズ・ファンの復権をテーマにしている(そうだったんですよ、実は)当サイトとしては、これじゃいかん、ですわな。
翻訳に励もう。――とりあえず、あしたから。今日は寝よう。(1 Sep.2002)
短かったお盆休みはあっという間に終了してしまいました。盆明け、石川県代表の遊学館高校が準決勝で敗退。まあ創部1年半、2年生いかしかいないチームとしてはかなりがんばったかなという感じ。それはまだよかったんですが、会社で技術提携した同業の大企業が民事再生法の申請をしたというニュースが飛び込んできました! ここしばらく、その関連の仕事に忙殺されていただけに、なんなんだこれはという感じ。同業だけに、次は自分か? という思いも感じたり……いや、なんか、あっという間に夏は終わったというか、いきなり冬が到来したんじゃないかという感じです。(19 Aug.2002)
ようやくお盆休み突入。久しぶりのまとまった休みなので、なんとか更新をしたいと思っています。翻訳プロジェクトの続きと、創作の再開がテーマかな。
あと、映画関係の資料がいくつかはいっているので、そのあたりもご紹介できるのではないかと思っています。昭和25年というから戦後間もないころのターザン映画のパンフは、私などが及びもつかないマニアックな年輩のファンがゴマンといることは承知の上ですが、なかなかネット上で拝見することがないこともあり、入手して紹介することにしました。乞うご期待。(16
Aug.2002)
最近、更新の停滞がつづいているのですが、それを救っていただいているのが、カイさんプロデュースによるフリーイラスト。タクさん、さとさん、本当にありがとうございます。
そして、カイさん。ファニッシュな部分を一手に引き受けていただいて、ありがとうございます。実は私はその種のこと、つまりファンとして楽しんで活動する、ということが決して得意ではなく、どうも理屈っぽくなる傾向があるので、カイさんの存在は本当に助かっています。おかぴーさんはまずご自分が楽しみながら他の方を引きずり込むパワーで盛り上げてくれているし、小林さんは資料収集という固い部分からファン活動の基礎を固めていただいています。他のかたがたも、多様なかたちでアクティブに参加していただいているので、いつも励まされます。
解説の収録とかばかりしてる私が実は一番楽なことをしてるのかもしれないなとも思いますが、そうしたことばかりしてられるのもみなさんの多様な活動との相乗効果あればこそ。
暑い夏に負けず、がんばりますので、まだ見捨てないでね。(22 Jul.2002)
長らく更新が滞っていました。仕事が忙しかった、というのは単なるいいわけ。どうも、体調がすぐれない、というのもそうなんでしょうね。気をつけないと。
最近、掲示板が寂しいのですが、これだって私がレスをつけないのが悪いんだろうなあ。レスなら会社からだってできるんだし、なんとかがんばってやるようにしたいと思っています。
ワールドカップ、盛り上がりましたね。決勝はブラジルとドイツ。ふつうに考えればブラジルだけど、どうなるか。個人的にはあのカーンさんの勇姿を見ていたい気はします。昔のSF映画の主人公みたいな顔してるんだもん。と思ってよくよく見れば、『恐竜の島』『地底王国』のダグ・マクルアじゃないか!?
印象深い顔のはずですな。これは、応援しなくては!(30 Jun.2002)
おかぴーさんがご自分のホームページで展開していたバローズの未訳の長編、 The Rider の翻訳が、ついに完成しました。半年足らずで長編1冊をひとりで訳しきったそのパワーには感服するほかありません。ともあれこれで、また1冊、日本語で読めるバローズ作品が増えたわけです。
日本にSF作家のファンサイトは数々あれど、未訳作品が都合3編も翻訳されてしまった作家はちょっとないんじゃないかと思ったりします。4編目、The
Man-Eater も現在、進行中。この調子で、未訳作品がこの世から消滅するまでがんばるぞ、と、大風呂敷を広げたくもなる、これはなかなかの快挙だと思うんですがね?(31
May.2002)
さとさんから、『ウォー・チーフ』の感想文を戴きました。やはりというか、いわゆる「バローズらしい」作品のファンには、違和感が先に立つようです。
私がこの作品を比較的高く評価しているのは、エッセイなどで何度も取り上げたくらいで、間違いないのですが、これは(後年の出版ということで)認知度が低い作品である、というのもあるけれど、やはり私としてはおもしろかった、興味を感じた、からに他なりません。
でもそれは、バローズ得意の異世界冒険ファンタジーのそれではなかったのも事実。なにせ、わずか数十年前(執筆当時)の現実のアメリカが舞台の、社会的背景を持った小説なのですから。ヒーローは登場しますが、社会小説というのが正しいのでしょう。あるいは歴史小説かな。
アパッチの個性がターザンや他のバローズ・ヒーロー、あるいは火星の緑色人のルーツであることがわかるなどの興味深さはありますが、勧善懲悪重視の物語を期待してしまうと、つらいかもしれませんね。(26
May.2002))
翻訳プロジェクト第3弾、ようやく序章が完訳です。まだまだ見返しては手を入れるつもりですが、とりあえずスタートを切れた気がしてうれしいものです。
序章は物語の前段、つまりドラマがはじまる以前の設定紹介編、及び読者の気をひくための伏線設定が中心なので、見落とすわけにはいかないの重要な部分なのですが、いかんせん、ドラマがはじまっていないのでノリは悪いんです。理想は会話主体でテンポよく話が進む場面。だって、簡単なんだもん。あ、本音……(7
May.2002)
おかぴーさんが、「ERBリスト要約プロジェクト」内の企画として、未訳作品 H.R.H. the Rider の本国版(つまり英語)の要約文を日本のERBファンの手で作り上げようという行動を起こしました。作品の全文の翻訳はすでにおかぴーさんのサイトで進行しており、現在クライマックスにさしかかっているところです。
日本語版の共同運営者として、ほおってはおけないので、私も力を尽くすことにしました。ただ、こちらの翻訳プロジェクトも動き出したところだし、正直手を広げるのはつらいところ。できる範囲で、ということで、私としても最低1章はやる、さらに本ページでも告知することにしました。
英作文は翻訳以上にハードルは高いと思います。が、だからこそやりがいはあるというもの。みなさん、ぜひともご協力を!(3 May.2002)
かなり遅れましたが、予告していた第二弾は、既報の雑誌『中學生』連載の The Gods of Mars 『火星の王子』の現物です。ようやく入手できました。
IOKAさんからの情報で存在を知り、もし入手できたらいいなとは思っていましたが、某古本サイトで発見したときは、鼓動が高鳴りました。……その価格の高さにもまた、動揺しましたが。というわけで、既報の『中學世界』とあわせて購入することにして値切って買ったしだいです。いずれ、もう少し詳しい紹介もするつもり。乞うご期待です。(15
Apr.2002)
やった!前回につづいて別所さん(シンちゃんのほうがとおりがよくなりつつあるか?)が翻訳プロジェクトに手を挙げてくれました。いよいよ、スタートしようかと思います。しかし、結局前回と同じ顔ぶれかあ。もうひとりでも、だれか新顔(昔の顔でもいいけど)のかたが参加してくれないかなあ?
さて、今回の更新は驚くなかれ、大正時代の雑誌連載されたバローズ作品です。そして、実は、「驚くなかれ」には第二弾も控えているのです。ふっふっふ(26
Mar.2002)
いよいよというか、ようやくというか、翻訳プロジェクト第3弾が動き始めています。原文を入手し、要綱も修正し、あとは参加者のかたがたの賛同を得てはじめるだけ……なのですが……残念ながら、参加希望者があまり集まりません。
第1回は多くの参加希望者に割り振りも大変、だったのですが、さすがにあれで懲りたか……
ともかく、やる意志はありますので、ぜひともというかた、手を挙げてください! お願いします!(24 Mar.2002)
映画化作品のパンフレットを入手しました。これから、徐々にお知らせしていきたいと思っています。特撮とかがね、いかにも昔の映画していて、なんかほほえましいのです。今だったら何でもかんでもCG、デジタル合成なんでしょうけどね、かつては恐竜を人形アニメで動かしてたんですねえ。
とりあえず乞うご期待、かな?(27 Feb.2002)
バローズ・ファンとしての活動の分野では先輩である高井さんからプレゼントをいただきました。創元推理文庫1000点記念で配っていた絵葉書と、高井さんが以前書いていたという、バローズ試論です。
絵葉書はむろん貴重なものですが、むしろこの私論のほうに興味を引かれました。かつて盛んにされた、熱気に満ちた「SF定義論争」的部分も今となっては懐かしい感さえありますが、早川書房版世界SF全集に収録された『火星の月の下で』の出典を明らかにした考察は、資料に裏打ちされている点からも信頼度は高く、しかし独自の研究的考察であるという点において価値の高いものであると思います。
かつて「ペルシダー語辞典」「キャスパック語辞典」などのファンジンも刊行し、『トーンの無法者』を独自で読まれていたという高井さんの面目躍如たるところでしょう。
その貴重な成果、全文収録しましたので、ぜひお読みください。(10 Feb.2002)
追記:今回掲載した高井信さんの原稿は、ご本人には投稿原稿という意志のなかったものを、わたしが早合点して掲載してしまったものです。そのことに気づいて、事後にはなってしまいましたが、あらためて謝罪の上掲載の許可を求めたところ、快く認めていただいたので、その旨をここに明記します。
ご存じのように、高井信さんはバローズ・ファンであることは間違いないとはいえ、著作物によって収入を得ているプロの作家ですので、その著作権について特に尊重する必要があると考え、ここに明記するものです。そういうわけで、本HPに掲載されている高井さんの文章については、全体・一部を問わず、無断転載などは慎まれるよう、お願いいたします。(15
Feb.2002)
いま、SFマガジンのバックナンバーから発見したフィリップ・ホセ・ファーマーによるターザンへのインタビューを掲載しています。発音は知らなかったはずの英語で、どうやって署名できたんだ? とかいった、『類猿人ターザン』を読んだひとなら誰もが突っ込むであろう部分にも明確な回答がなされていたり。ま、都合悪くなるとバローズはそのころまだよくわかっていなかった、なんて言葉が頻出するあたりは、笑って許すしかないんでしょうね。あと1回で完全収録できる予定。乞うご期待、かな?(3 Feb.2002)
おかぴーさんと共同開設した『ERBリスト要約プロジェクト』に日記を掲載しています。といっても交代なので2日に1回だし、身の回りのことを書いているわけでもないので、実は日記ですらなくて、日替わりのエッセイという感じですね。ただし、日付入りなので書かないわけにはいかない。これはある意味、プレッシャーです。一応偶数日が担当なので、31日まである月の月末は2日あくというのは、少しほっとしますが。
しかし、世の日記系サイトはそれをやってるんですよね。それを思うとたいしたもんだなあと思います。平気で数年あいてるサイトも多い中、日々更新されている方には頭が下がる思い。わたしもがんばって、せめて週1で更新するようにしていきたいとは思っています。それと、日記ね。(2
Feb.2002)
焦っています。気がついてみたら、今年に入ってからの更新ペースの遅さに愕然としました。要約プロジェクトなんて、もういいわけにできません。体調悪いのも、克服克服。うーん、がんばらねば。
そうそう、毎回豪華な客演と資料で楽しませてくれるバイソン・ブックスの新刊がアナウンスされてました。今回は月シリーズだったようです。予想的中です。さっそく予約しました。が。今回のは高いんですよねー。合本だったらいいなー。
次回はなんだろう? SFの主要シリーズは終わったしなあ。「石器時代から来た男」か「モンスター13号」かだとは思うんですが?(23 Jan.2002)
どうも体調が悪く、お腹は張るし、息苦しいし、ご飯もお酒もおいしくなーい! とうとう我慢できず、病院に行ったら十二指腸潰瘍との診断。エコーでは脂肪肝ともいわれてしまった!というわけで、年末年始は酒・コーヒー断ちの清く正しい生活を送りました。神経の図太さだけは自信があったのにね。なんか、自分が病気を抱えている、というのが不思議な感じです。昨年は尿管結石にもなるし、どうも病気の当たり年だったようです。というか、からだが中年化してきているのかなあ。いやだなあ。
といったような状態で迎えた2002年の正月。更新は滞っているように見えますが、おかぴーさんと共同で立ち上げた「ERBリスト要約プロジェクト」が順調で、そちらの方にも力を割いている結果なのです。ともかく、未訳作品についてはすべての要約文を翻訳するつもりなので、ストーリーだけでも知りたい、というかた、ぜひお越しください。すでに何作か、紹介してきています。そのうえで、いよいよ「翻訳プロジェクト第3弾」もスタートしようかな? とか、思ってみたりもしています。おかぴーさんは未訳作品"The
Rider" を単独で全訳しようとしているし、そのうち、バローズの未訳作品はなくなるんじゃないかという感じで、ガンバっていきたいですね。(4
Jan.2001)
要約プロジェクト日本語版は遅々としたペースながら、たのしんでやってます。未訳作品の内容を知るにはもってこいのサイトなので、ひいきにしてやってくださいね。
で、かなり以前から予告だけはしていたプレゼント企画、ようやく再開です。本当はもっと放出したかったのですが、一度にたくさん出してもしょうがないしね。あと、MLで知り合ったアメリカ人にもプレゼントしようかと思っていたりします。ただ、それなりのものはそろえたつもり。定番あり、レアものあり、洋書あり。今回は先着順なので、お早めに!(28
Dec.2001)
ひょんなことから、ERBリストの要約プロジェクト日本語版に参加することになった。もともと、タンゴール氏(アメリカ人)のこの企画は知っていて、未訳作品の詳細な内容を原文全部を読むよりははるかに手軽に知ることができる、というのが魅力で、ときおり利用させていただいてはいた。ただし、正式に翻訳して紹介、までは思っていなかったのだけれど、まずカイさんがタンゴール氏のHPのレベルの高さに気づいて宣伝されはじめ、ついでおかぴーさんが正面から交渉しだしたことで、プロジェクトの世界展開の意気込みが伝わってきて、ファン気質に火がついた。
「日本展開も考えているなら、協力しようじゃないか」
ヘタな日本語訳など出してもらっては困る、という思いもあった。おかぴーさんなら安心だが、おひとりに任せて高みの見物ではなく、やるならやってやろうか、と思ったのだ。
紆余曲折はあったが、とりあえず雛型はできた。充実はこれから。とりあえず日本未訳作品の内容紹介のつもりで取り組むが、その後のことはというと、実は考えていない。
どなたか、自分の好きな作品の要約紹介なら自分でやってみようというかた、いらっしゃらないだろうか。
もちろん、できうる限りの協力はする。
よろしくお願いしマース。(20 Mars.2001)
アメリカのファン・サイトを横断しているERBリングの日本版を、という要望にこたえるかたちで、設定してみた。リングの充実はまだまだこれから、なのだけれど、これを機に日本中のERB関連コンテンツがつながってくれるといいなあと、漠然と思っている。ナビゲーション・バーがいささか貧相なのはとりあえず許してよ、といったところで、どなたか絵の達者なかたがつくってくれないかと、ぼんやり期待していたりもする。アメリカのようにはうまくいかないかもしれないけどね。それはまあ、それです。とりあえずやってみる、というのが本サイトの姿勢なので。
そろそろ、翻訳プロジェクト第三弾も、と思っているのだけれど、次回はぜひメンバーを増やしたいなあ。われこそは、というかた、ぜひ手を挙げてくださいね!(21
Nov.2001)
5周年に引き続いて10万ヒットがなった。閑古鳥が鳴いていた1996年の暮れのことを思うと、夢のようなはなしだ。
で、多くのかたからお祝いのメッセージをいただいて、気づいたのが、「インターネットで最初に検索したのがバローズだった」というかたの多さ。かくいうわたしもそうだったわけで、そのころのことを思い出して小文を書きはじめたら、とまらなくなりました。
まずは、第1弾。お目汚しとは思いますが、我慢して、あと1,2回、おつきあいくださいませ。(11 Nov.2001)
ホームページを開設して、ちょうど5年がたちました。ヒット数はもう少しで10万ヒット、というところ。最初の2年があわせて1万少々で、3年目の途中からペースが飛躍的にあがり、約100件/日の訪問をいただいてここまできたことになります。
火付け役はもちろん創元社の合本刊行開始ですが、コンテンツを見てもわかるように多くのかたの協力なくしては成り立たないホームページなので、そうした多くの支援のもと、更新に長い空白をあけることなく継続してこれたことが現在につながってるとあらためて感激しているところ。
どうか、これからもよろしくお願いします。(4 Nov.2001)
既報の、超がつくターザン・マニアの大野さんに、お会いして貴重なお話を伺ったり、資料、本、ビデオなどを見せていただいた。いくつかはいただいたりお借りしたりしてきたので、おいおい紹介もしていくつもりだが、その資料の膨大なことといったら、もう表現し尽くせないほどだった。ただ、現在のこのHPで全貌をあらわすのは困難なので、どうしたものかと、いま思案中である。できれば、わたしが電子化を担当するかたちで、共同のホームページを立ち上げられないかと考えているのだが……(16 Oct.2001)
先日、60歳代の大先輩とターザン論議を交わしたと思ったら、掲示板に新参のかりんさんは数日前まで13歳だった(誕生日、おめでとうございます)という中学生。この50年になろうとする年齢差こそが、バローズ作品の息の長さを実感させてくれます。で、かりんさんですが、いくつかのホームページをつくっていて、その水準の高さにまたびっくり。自分の考えをしっかり持ったかたです。年齢は関係なく、「いいものつくってるなあ」と思わせてくれました。やはりバローズ・ファンはただものではありません。(13 Oct.2001)
有意義な1時間半だった。実は、わたしと同市内に在住のバローズ・ファンの大先輩(定年過ぎの方)と電話でお話をする機会に恵まれたのだ。お名前を出していいかどうかは聞き損ねたので、仮にO氏としておくが、氏は50年以上に及ぶファンで(!)特にはターザンのファンなのだが、映画からはいって原作の世界にものめり込み、ことターザンに関する資料ならばないものはないというレベルなのだとか。昭和30年代の少年雑誌などもあるし、バランタインの第1シリーズをリアルタイムで買い集めたという、大先輩。その大先輩から、多くの貴重なお話を聞いたのだけれど、特筆に値するのは、未訳と思われていたターザン・シリーズの1冊が実は既訳だったという事実! これは、大発見ですぞ(8 Oct.2001)
前線だ後方だと、世間がうるさくなってきた。実は昨年の同時期、仕事でアメリカにしばらく滞在していたので、人ごとじゃない部分もあるけど、そうはいっても対国家ではない、特定の個人、あるいは集団が犯人といわれる今回のケースは、それがいくら未曾有の凶悪犯罪であるとはいえ、やはり「まず戦争ありき」じゃなくて捜査・逮捕・起訴・刑というのが、正しいあり方だろうという気がする。まず出兵、という既成事実づくり優先の政府の方針も気にくわない。
バローズは軍国主義者のようにいわれることもあるけど、その作品で肯定されているのは、騎士道精神に基づいた戦いであって、危機を利用した権力者の点数稼ぎのような戦争ではないのは明らかだ。選挙ではゴアより少ない得票だったブッシュ大統領の支持率が史上最高というのは、何ともいかがわしい。
凶悪犯罪の犯人は、法に基づいて厳罰に処せばよいのだ。法の下にこそ、平和はつくられる、というのが、現時点で人類史がたどり着いた地点だと思うが、いかが(3
Oct.2001)
近鉄バファローズが優勝した。なんの関係があるのかって? そうだね、関係はない。しかし、関係があるのでは、と思うひともいるようなのだ。わたしが、このホームページを教えたとき、会社の後輩はしばらく間をおいて、こういった。
「長田さん、近鉄バファローズのファンなんですか?」
バファローズじゃなくて、バローズなんだよな、とは、いうだけムダなのだろうと、そのとき、思ったのだった。バローズ普及の道のりは険しい……(2 Oct.2001)
『リバースギア』のカイさんが、なんと! 翻訳プロジェクト第2弾『科学者の叛乱』を文庫本に製本してくれました! 本物とみまごうばかりのすばらしさを、とくとご覧ください。HPでは、文庫本の作り方も公開されはじめています。多趣味にもかかわらず凝り性のカイさんのこと、そのはまり具合は半端じゃありません。ただただ感心するばかりです。(26 Sep.2001)
現在、『科学者の叛乱』の翻訳の見直し作業が進んでいます。って、おかぴーさんの孤軍奮闘、といった感じで、申し訳なくも思っているのですが、これを機に日本語の小説として読めるものに仕上げ、青空文庫か杉田玄白に登録できれば、より多くのかたに読んでもらえるのではないか、と期待と希望を持っています。
さて……最近、当HPにも以前からよく訪問いただいていたかたどうしが結婚された、ということをききました。いやあ、おめでたい。そして、うれしい。出会いが当HPだったとは思いませんが、それぞれ別に訪問いただき、お二人とものHPにもバローズネタがあったので、共通の嗜好としてバローズがあったのは確か。お二人で、趣味を極めていただきたいなと、老婆心が出てしまうのでした。お幸せに。って、いまが幸せの絶頂なんだろうけど。(16
Sep.2001)
ついに翻訳プロジェクト第2弾『科学者の反乱』が完結しました。今回は短編(中編か?)ということで、短いから楽勝、と思いきやさにあらず。けっこう苦労しましたが、それでもなんとか、夏休みに読めるようにする、という約束にはギリギリ間に合ったかな、という感じです。日米を問わず埋もれた作品を掘り起こし、WEB上に公開するという、快挙を成し遂げたわけで、自分自身の果たした役割は何割かに過ぎないのだけれど、なんとなく誇らしくもあります。
ともあれ、読んでください。そして、ぜひ感想をお願いします!(15 Aug.2001)
暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか? ビールが旨い、というわけでつい飲み過ぎて、夜の更新がおっくうになるというやっかいな季節でもあります。とはいえ、ようやく翻訳プロジェクト第2弾に完成の見通しが着いてきました。序章から第6章までは完成、第7章と第8章の一部もすでに公開されています。もう少し、といったところです。
事前の知識は未来が舞台の未訳短編、といった程度でしたが、全貌が明らかになるにつれ、未来都市を舞台にしたミステリで、怪奇趣味もあり、革命闘争に絡む王子の出生の秘密やロマンスと、バローズらしさとらしくなさが同居した、なかなか興味深い作品であることがわかってきました。もうひとつの『失われた大陸』でもあるのかも知れません。いずれにせよ、完結間近。夏の夜長を楽しめるミステリ作品、がんばって終了させたいと思います。(1
Aug.2001)
英語の本を、別のサーバに移しました。無料のサーバです。というわけで、見ようとすると、目障りな(?)広告が出てきます。コンテンツが消えるよりましかと思ってはいるのですが、やはり更新頻度の少ないものを移せばよかったかなと、いま悩んでいる最中。しかし、容量の大きなもの(画像)を移さないと、意味ないしね。やはり、日本の本重視ということにします。というわけで、角川文庫版『金星の死者の国』。解説がないのは残念ですが、なかなか新鮮でした。(13 Jul.2001)
創元SF文庫版の『合本版火星シリーズ第3集』が待望久しく、刊行された。実に1年半の月日が、第2集刊行後に経過することになった。途中、『ターザンの帰還』の刊行もあって、実質は1年のブランクだが、半ば以上あきらめていただけに、うれしさもひとしおである。のこるは第4集のみ。できれば、金星やペルシダー、ついでにレンズマンなんかも刊行してくれるとうれしいんだけれど、まあ静かに創元を眺めていたいと思います。(30 Jun.2001)
また、サーバがパンクした。以前パンクしたとき、容量を2倍の20MBにする手続きをして、その時点で表紙画像の紹介は一通り終わっていたから、残念ながらもうパンクすることはないだろう、といっていたのだが、海外オークションにはまってペーパーバックを多量に買った結果、簡単にパンクしてしまった。もうしょうがない、というわけで、無料でHP用のディスクスペースを提供してくれるサイトに登録して、海外版の表紙を集めたHPを別につくり、そちらにリンクを張ることにした。もう少し整ったら、また連絡することになると思います。大がかりな更新は、いましばらくお待ちください。(20 Jun.2001)
翻訳プロジェクト第2弾が動き出しています。日米双方でいまだに単行本化されていない唯一のSF作品で、当然本邦初訳です。ついでにすすめているeテキスト化とあわせて、『トーンの無法者』とはまた別の意味で画期的なことだと思います。参加者も増えてきました。今回は短いので、なんとか夏休みには全文が読める形になるのではないかと、いまから楽しみでもあります。(25 May 2001)
名場面・名台詞企画、集まった数はそれなりですが、まあいい感じですね。みなさんの趣味とか、どういうきっかけでバローズを好きになったのかだとか、わかって、面白いです。サイト運営も長くなってくると、こうした企画でもないとなかなかベタにバローズの話をすることもないので、たまにこうした企画を打つのもいいもんだ、とも思います。一応、〆切ということで公開しましたが、引き続いて募集は続け、随時公開していきたいと思います。すでに投票した方も、どうぞ引き続いて応募ください。(2 May.2001)
おかぴーさんのサイトsometing joyful が絶好調です。正式オープンからまだ2週間あまりだというのに、はや1000ヒットを狙う勢い。おかぴーさんの行動力と、それによってもたらされたネット人脈の広大さがうかがい知れます。
肝腎のコンテンツも、徐々に充実してきています。とにかく自分が興味を持てたモノならなんでも紹介する、という趣味の多彩さがこれでもかと披露されるスタイルなのですが、なかでも交換小説がすごい。なんとバローズ・ファンのおかぴーさんら地球人たちがバルスームにわたって、恋と冒険。ただ誰との恋か、またどういった冒険かは読んでのお楽しみ。いや、心やすらかでありたいあなたは読むべきではないかも……(19
Apr.2001)
ついに企画スタートです。題して、「みんなで選ぶ名場面・名台詞」。みなさんに存分にバローズ作品の魅力を語っていただこうという、コーナーです。人気投票も兼ねています。みなさん、ぜひ投票ください!(31 Mar.2001)
80000ヒット到達です。今年中の100000が微妙なところではありますが、現実味を帯びてきました。カイさんの「リバース・ギア」でチャット・ルームが開設されて以来、掲示板が寂しくなったなあとおもっていたら、そのカイさんから朗報があって、『トーンの無法者』にイラストが寄せられたとのこと。新顔のREIKOさん、ありがとうございました。おかげで掲示板も再盛り上がりとなりました。HPを盛り上げるのはコンテンツの更新だ、ということなのですね。がんばらねば。(22 Mar.2001)
小林さんのERB資料館、カイさんのリバース・ギアが相次いで10000ヒットとなった。当サイトも77777を記録。ERBを巡る環境は厳しいとはいえ、ネット上では着実に一大勢力となりつつあるようで、うれしい限りです。武部画集復刊運動も始まりました。こちらは先は長そうですが、あきらめずにがんばれば……と思っています。がんばりましょう。(2 Mar.2001)
そろそろ、参加型の企画を再開しようかと思っています。手始めはやはりプレゼント大会でしょうか。例によって感想文大会とリンクさせたいのですが、どうも誤解があるようなので一言。感想文は、決して強制ではありません。というか、本来、好きな作品についてひとこといいたい、という方にそのための機会を提供するための方便であると思っています。苦役のように思わず、ちょっとした一言メッセージでよいので、まだ感想文を書かれていないかたがたも、よろしくお願いします。(6 Feb.2001)
「リバース・ギア」のカイさんが、チャット・ルームを開設した。私もときどき訪れるのだけれど、いやあ、楽しいですね。チャットなんて経験なかったけど、みなさん掲示板などで勝手知ったる仲間なだけに違和感も変な緊張もなく、和気あいあいと楽しくおしゃべりしています。気がつくと1時をまわっていてびっくり、なんてことも。だいたい、11時頃からはじまっているようです。みなさんも訪れてみては?(26 Jan.2001)
しばらく更新をお休みしていました。手持ちの英語の本が少なくなってきたこと、正月休みは小さな子供の親(しかも双方の両親が健在)には決して休みではないこと、英語の本以外の更新がしたかったことなどが理由ですが、サボりだすと癖になってしまってダメですね。訪問いただくかたがたも正直なもので、掲示板の書き込みもめっきり少なくなってしまった。反省しきりであります。
で、英語の本以外の更新ですが、ペルシダー贋作小説をなんとしてでも書こうと、けっこう書きためたのですが、うーん、才能ないですね。大筋や先のシーンはイメージできているんだけど、そこまで持っていけない。いつまでも地上でごちゃごちゃやっていて、自分でもつまらないと思い出したらもうダメ。ここは卑怯ではありますが、第3章はなかったことにして、第2章の終わりからやり直そうかと、今構想を練り直しているところです。1人称では自分側のキャラクターを増やしすぎると、書けませんね。残念ながら、妻や子供は冒険に連れていかないことにします。
乞うご期待、となりますかどうか。(13 Jan.2001)
ついにきた2001年! みなさん、あけましておめでとうございます。映画にはとうてい追いついていないところと、映画を越えたところと、現実はさまざまですが、何が一番進んだって、ネット関係でしょうね。日本の地方都市在住のまま、全国のバローズ・ファンとコミュニティをつくり、世界からバローズ本を入手してきたり、なんて。
そんな調子で、また21世紀も、よろしくお願いいたします。(New Year's Day 2001)