A PRINCESS OF MARS
Cover Art by Tod Davidson/Gety Images
contents/内容
A Princess of Mars / 『火星のプリンセス』
comment/コメント
ランダム・ハウスのブランドのひとつであるモダン・ライブラリのシリーズより刊行された火星。同時期にバイソン・ブックスからも Under the Moons of Mars のタイトルで刊行されているからどちらが最新かはわからないけれど、2003年に刊行された新しい叢書であることに違いはない。このあたり、英語が母国語の国はいいなあと思うわけだ。
本書の特長、というかウリはレイ・ブラッドベリの序文だろう。ブラッドベリが熱心なバローズ・ファンであることは有名な話で、したがって序文を書くこと自体は不思議ではないのだけれど、ファンのノリではしゃいでいるフィリップ・ホセ・ファーマーあたりと比べるとブラッドベリという人は少しクールで、幼少期に好きだったことを隠していないだけのファンなのかなとも思っていたものだった。過去の人で、今となっては違うのかなと。それが現役であるとわかったことは、まずはめでたい。やはりビッグ・ネームの存在は弾みになるから。日本でも、もっといろんな人が騒いでくれないかなあと思う次第です。