中學生/大正十二年3月号
contents/目次
story/あらまし
茲に「私」と呼ぶものは、北米アリゾナの怪漢ジョン・カーターである。彼は一時火星に渡って花の如き王女デヂャ・トリスを妻としたが、其後地球に帰ること二十年にして、再び姿を晦まし更に二十年にして三たびアリゾナの洞窟に現れ、奇奇怪怪しかも痛快極まる長物語を始めた。(原文は旧字・旧仮名遣いですが、変換できない文字は新字を使用しました)
pages/ページ
history/初出
The Gods of Mars, Jan.-May,1913, The All-Story
The Gods of Mars, 1918, A. C. McClurg
comment/コメント
大正時代の中学生(現在の高校生?)向けの雑誌に掲載された、火星シリーズ第2巻。すでにご紹介済みの大正13年3月号、大正12年5月号に続き、大正12年3月号が入手できたので紹介する。
今回、けち臭いことは言わず、「火星の神々」前頁をスキャンした。貴重な資料、存分にお楽しみいただきたい。目を凝らせば、文字も読めるレベルだと思う。
日本の法律では著作権は作者の死後50年。正直言って、確証はないが、昭和64年、平成25年。おまけしていただこう。