火星シリーズ2 Barsoom series 2

神秘小説火星の神神(5)

中學生/大正十二年5月号


contents/目次


story/あらまし

茲に「私」と呼ぶものは、北米アリゾナの怪漢ジョン・カーターである。彼は一時火星に渡って花の如き王女デヂャ・トリスを妻としたが、其後地球に帰ること二十年にして、再び姿を晦まし更に二十年にして三たびアリゾナの洞窟に現れ、奇奇怪怪しかも痛快極まる長物語を始めた。(原文は旧字・旧仮名遣いですが、変換できない文字は新字を使用しました)

pages/ページ


history/初出

The Gods of Mars, Jan.-May,1913, The All-Story
The Gods of Mars, 1918, A. C. McClurg

comment/コメント

 大正時代の中学生(現在の高校生?)向けの雑誌に掲載された、火星シリーズ第2巻。すでにご紹介済みの大正13年3月号、大正12年5月号が入手できたので紹介する。
 以前、イラスト部分だけを抜き出して紹介していたが、大正12年3月号も入手できたのに合わせ、けち臭いことは言わず、表紙や目次を含む「火星の神々」関連の全頁をスキャンした。貴重な資料、存分にお楽しみいただきたい。目を凝らせば、文字も読めるレベルだと思う。
 日本の法律では著作権は作者の死後50年。雑誌の取り扱いについては正直言って、確証はないが、昭和64年、平成25年と90年の年月が経過した。おまけしていただこう。

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