バローズでてくたあ |
「(『火星のプリンセス』を読んで)とにかく、まったく知的興奮しないっ。知的興奮しないSFはSFではないっ。(中略)まあ、そもそもこの作品が書かれた時(1911-17)にはまだガーンズバック によるSFの定義が生まれていなかったわけだから、こういう非難は当たらない のかも知れない。しかし、もう少し知的興奮するスペースオペラから読みたかっ た。」
世の中、嗜好は多種多様ですからね。エンターテインメントに徹したバローズが不満だと言うことなのでしょう。こういった方にはまず〈月シリーズ〉でも読んでもらい、続いて〈キャスパック〉を見せて、肩の力を抜いてもらった上で〈火星シリーズ〉にかえってきていただけるといいかもしれません。
「小谷真理 Mari KOTANI 1958年富山市に生まれる。(中略)E・R・バローズ『火星のプリンセス』にふれてからはSF小説に夢中になる。」
出会いはともあれ、人は成長する。
「好きなSF作家に関 してはエドガー・ライス・バローズの『火星のプリンセス』で、ほかにも子どもの頃にたくさん読みましたがこれが一番好きな作品です。それからフランク・ハーバートの『砂の惑星/デューン』は わたしが映画化したかったのですがほかの方に先を越されてしまいました。しかしそれも好きな映画のひとつです。」
Poul Verhoeven in Starship Troopersポール・バーホーベンの記者会見中の発言より
監督してほしいようなほしくないような……
かつてニフティサーブのSFフォーラムで語り合われたバローズに関するログ。LZH形式に圧縮されていますので注意。
うーん、これほどのにぎわいが本サイトにも欲しい!