あとがきコレクション
Memory of Endnote


ツル・コミック版の解説収録、完了しました。貴重な資料かと問われれば、微妙かもしれません。子供向けだし、ターザンだし、コミックだし。ただ、ターザンが空気のように存在した時代がその空気感とともに紹介されていると思えば、貴重なのでしょう。短い文章ではありますが、歴史を確認ください。50年以上前のターザンを取り巻く空気感です。(5 Dec.2024)


『ターザンと外人部隊』遂に完結です。現代のこのご時世だからこそ、読まれるべきかと思いました。戦時下のアメリカで書かれたものです。しかもバローズが住んでいたハワイは真珠湾が奇襲され、まさしくそれを見て従軍記者にもなったバローズがものしたとなれば、こうなります。それでもロマンチックなのはやはりバローズ。もう一つの『ターザンの追跡』でも顕著な人種差別思想は、マッチョなアメリカ白人だからまあ…というところでしょうか。(5 Dec.2024)


『ターザンと外人部隊』、残り1章となりました。引き続いて他の未出版書籍にも取り組みますが、自分でも楽しみです。終わったらあらためて通して読んでみたいですね。しばらく、じらしでもないけどターザンのペーパーバックやコミックの解説も収録していきます。これはこれでお楽しみに。(30 Nov.2024)


『ターザンと外人部隊』、残りが数章となりました。ドラマは動いていますが、なんというか、ターザンは活躍しません。秘境ものの特長で、恋と冒険を他のキャラクターに任せ、相手側の描写もあって、それらをターザンがつなぐことになるため、ターザンは狂言回しでしかなくなるんですよね。ここはまあ、ラストを楽しみにしましょうか。(20 Nov.2024)


『ターザンと外人部隊』、いよいよ佳境です。われわれ日本人にとっては不快な表現もありますが、80年以上前の話ですし半ばフィクションというかファンタジーの世界のようなのでまあ我慢できます。それでも、原文の「Jap」といった表現は、訳文では「日本軍」としていて、敵軍だから侮蔑的な表現をしていてもおかしくないかなととらえていますが、やはり現代に取り扱うには微妙です。「鬼畜米英」の英語版なんですけどね。(17 Nov.2024)


ツルコミックス版の6巻目(最終巻?)が入手できたのでお披露目。解説も収録しました。日本の場合、バローズ・ファンとターザン・ファンは必ずしも一致しないのだけど、やはり一時期、ターザンが日本人の娯楽空間に深く息づいていた時期があったんだなあと感じます。(13 Nov.2024)


我ながら、最近怒涛の更新であります(笑)。誰も観てないかもしれないのに。バランタイン版のターザンは初期の巻をずらり紹介できたし、翻訳のほうも佳境です。しかし、日本兵は悪く書かれてますなあ。戦時中、敵としてしか見られてないから仕方ないけど。第一次大戦のころのドイツより圧倒的に悪く描かれてるのは、人種偏見もあったかもしれないけど、当時のバローズはハワイ在住で、ハワイは真珠湾の攻撃を受けて戦地になっていたことが大きいのではないかと思います。まあ仕方ないですねえ。(22 Oct.2024)


ロバート・アベット描くバランタイン版のターザン、第1巻です。アベットといえばバランタイン版の火星シリーズの印象が強く、武部画伯描くデジャー・ソリスを唯一無二と思いたい日本のファンには申し訳ないけれど、創元版火星のプリンセスの表紙絵は明らかにアベットの模倣、特にあの紫のデジャー・ソリスはデザインも構図も同じなのです。金星はエースのクレンケルの模倣。そういう時代だったのだと思います。(14 Oct.2024)


今後しばらく、ターザンの翻訳とターザンのペーパーバックの紹介が続きます。ターザン以外も混ぜ込みたいところですが、ネタが…まあそれなりに楽しめるとは思います。(10 Oct.2024)


ターザンのバランタイン・ブックスでの3回目のパターンから7巻目、『野獣王ターザン』を。ボブ・アベットの絵の水準は高いのですが、個性には欠けます。火星シリーズはよかったんですけどね。(5 Oct.2024)


ターザンを紹介する、と書いておきながら恐縮だけれど、珍しい版が手に入ったので紹介します。『石器時代へ行った男』とい邦題は何とかならんかったかと思う The Cave Girl のDELLブックスとかいう叢書。よくわかりませんが、戦後間もないターザンを紹介する、という約束はまたしても反故です。表紙をスキャンしてさあ、というところですでに紹介済みだったことに気づきました。20年前とはいえ、忘れていたなんて…ショックです。というわけで、英国ピナクル版のペルシダーです。次回はターザンを紹介しますよ。(16 Sep.2024) 出版なので、それなりの価値はありそうです。(16 Sep.2024)


珍しい英国ピナクルブック版が手に入ったので紹介。そして今準備しているのは、ターザン系のペーパーバックになります。ターザンより他のSFシリーズに力点を置きたいのが本音なのですが、そうも言ってられない事情があります。幸い、しばらくはタマもあるので、ボブ・アベットやディック・パワーズなどの表紙絵を楽しみましょう。(15 Sep.2024)


今回はエースブックスの地底世界ペルシダー、フラゼッタの表紙絵です。同じ絵は紹介済みの版でも使われているのですが、こちらのほうが少し範囲も広いので、いいかなという感じです。いいですよね、フラゼッタ!(9 Sep.2024)


ターザンの翻訳はほぼ小川さんの訳文の再録なのですが、転記する中で自分ならこうするのにな、と思うことがたまにあります。許されそうな範囲内で、特に脱語を補うような保管はしてしまっていることを白状させていただきます。機会を見つけて見直したいものです。(4 Sep.2024)


ターザンを読んでいると、楽しくなってくるから不思議なもの。遅々としたペースではありますが、順次公開を継続していきます。残念ながら、翻訳出版される可能性は限りなくゼロに近いと思われますが、それでも読むことが叶う現状を、小川さんとアメリカのバローズファンに感謝して過ごしていきましょう。(24 Aug.2024)


小川温さん訳の『ターザンと「外人部隊」』4章目まで掲載しました。あわせて、最近購入したバランタインブックス版も紹介。これ、再版なんですが、絵は通常の再版はボブアベットであるのに対し、初版と同じディック・パワーズ、ただし書影のフォーマットは第3版と同じなのです。書中の表記は表紙はボブ・アベットとなっていますが、間違いなくディックパワーズです。いろいろ変なんです。(13 Aug.2024)


小川温さん訳の『ターザンと「外人部隊」』2章目まで掲載しました。全訳そろっているのでケチケチせずに一気に載せてしまえばいいのですが、フォーマットに合わせ、段落を区切るなどの作業をしつつ、読み返してしまっているので、これはもう遅くなるわけです(笑)。久しぶりにペーパーバックも購入しました。ほかにも数冊買いましたので、折を見てご紹介します。こうご期待。(30 Jul.2024)


東京駅でお話しした高井さんから、長らくリンク切れとなっていた『ターザンと外人部隊』の小川温さんの訳文を送っていただいたので、順次再録していきます。このご時世に最も合うと思われる作品です。お楽しみに。(16 Jul.2024)


東京駅で、雑誌『中學生』をERBファンの方にお見せすることができました。夕食をとりながら(一献傾けながら)ということで、にぎやかな環境で話もいろいろ飛躍してしまいましたが、楽しい時間を過ごせてうれしかったです。また機会がありましたら、もっと多くの方ともまた旧交を温め、お話しできたらうれしいです。(30 Jun.2024)


大正時代の雑誌「中學生」所載の火星シリーズの現物を見ていただけるかもしれません。6/21に東京に日帰り出張するのですが、夕方6時から新幹線が出発する9時までの間、時間を取れそうなので、東京駅に来ていただける方には見ていただくことが可能です。是非という方は、連絡ください。hide_on_mars@yahoo.co.jp が一番つながりやすいかと思います。ケータイ番号をご存じの方は、そちらでもいいです。昔から変わっていません。(15 Jun.2024)


大正時代の雑誌「中學生」所載の火星シリーズの紹介は、日本SF翻訳史研究に貢献できるレベルのものではないかとわずかながら思っているのですが、そのきっかけとなった同人誌「BEM」の文章にもあったSF同人誌『宇宙塵』の記事を、ようやく入手できたので紹介します。はっきりいって火星シリーズの部分は紹介に値しないし、バローズ・ファンは本物のSFファンではない、といったことも書いてあったりして、あまり面白くもないですが、書誌的なまとめとしては初期のものとして価値はあると思います。実は『宇宙塵』主催の故・柴野拓実氏は同郷ということもあって面識があり、数時間にわたってお話させていただいたこともありました。日本SFの礎を築いた巨人のひとりですが、それだけでなく、人生の先輩としてこの道の先達として、尊敬している方です。(3 Mar.2024)


いまだに忘れずにいてくれる方がいらっしゃって、メールをいただきました。私が地方在住ということもあってなかなか機会もありませんが、ぜひまたバローズファンの方々とお会いしていろいろお話をさせていただけたらなと思います。
今回は、講談社判の解説収録です。引き続いてもう1冊と、伝説的SF同人誌『宇宙塵』の記事を紹介できる予定です。こうご期待…といえるほどの内容かはともかく、いずれも歴史的文書ではあります。(18 Feb.2024)


 ご存じかどうか存じ上げませんが、私の住む県が震災の被災地になってしまいました。幸い、というと大きな被害にあわれた方には申し訳ありませんが、私の住んでいる地域は、震度5強の揺れには見舞われましたが、大きな被害はありませんでした。震源近くの地域には親せきや知人もおり、こちらも幸い人的被害はありませんでしたが、家を失うなどの被害を受けているので、他人事とは言えませんが、ようやく落ち着いてきました。
 そんな中ですが久しぶりの更新は、本は入手しながら紹介してなかった講談社判の火星シリーズです。これで講談社判は全巻紹介した形にはなります。いま改めてみると紫ではないでジャー・ソリスとか、創元版と同時期の刊行だけにあまり影響を受けていないところが新鮮です。追って解説も収録しますが、こちらのほうはあまり見るべきところはないかな(笑)
 野田さんが各種児童向け火星シリーズで書きまくっているのと同じネタしかないので。多分こちらのほうが早いので貴重ではあるのですが。(Feb.12 2024)


今回の更新は、久保書店Q-Tブックス版O・A・クライン著『火星の無法者』の解説(訳者あとがきですが)の採録です。贋作というか、バローズの模倣作品として知られる本書ですが、面白かったのが同じ内容の創元推理文庫SF版『火星の黄金仮面』の訳者あとがきとの内容の温度差です。創元版の内容もそのうち紹介しますが、いわゆる本格SFと比較してスペースオペラなどの娯楽性の高い作品群はSFとしては初心者獲得用でホンモノのファンの嗜好とは違う(とまではいっていないが)という感じの内容になっていること。もちろん、そのころスぺオペで部数を伸ばしていた創元版ではよいしょ記事になっているわけです(笑) まあ、創元では宇宙を舞台にした魅力的なSFはざっくりスペースオペラと呼んでいて、アシモフ〈銀河帝国の興亡〉も含めていたりするから、そんなものだったのかも。というか、訳者である井上氏の代表的な仕事である〈007シリーズ〉のミステリ界における位置と、〈火星シリーズ〉のSF界における位置はそこまで差があるか? とも思います。まあ、映画の成功ぶりは〈ターザン〉と比較するべきかもしれませんが(7 May.2023)


さっそく3か月余りも停滞しましたが、更新です。今回は、100年前の邦訳版火星シリーズ、雑誌『中學生』の新入手版、および、既報版の火星シリーズ関連のページ全公開です。いよっ、太っ腹。これ、たぶん日本のバローズファンの中でも持っている方は少数ではないかと思います。いても、大切に隠してる(笑)。今回はイラストのみならず、全ページなのでかなり価値はあるでしょう。西暦で1923年という、正真正銘の100年前。もしオフ会の機会があったときは持っていきます。こうご期待。 (20 Mar.2023)


 ほぼ10年ぶりの更新です…ネタはあるので、今後は断続的に再開していく予定。もし気づいた方、いらっしゃったら、こうご期待…って、たぶん誰も気づかないよね。地味に継続していきます。
復活のきっかけは、久々の東京出張にあわせて高井さんにお会いできたこと。食事しながらお話ししましたが、いいですよね。
バローズの話をできることって、ほぼないですから。資料もいただけて、今後の更新に反映させていきます。
あと、掲示板が死んでいたので生き返らせました。まずはそこからですかね…(05 Dec.2022)


 小学生向けのターザンものの本を入手したのでご紹介します。しかし、けっこうしっかりした作りでページ数も多いので、てっきり小学校の中学年以上が対象かと思ったら、1・2年生向けだそうです。ゆとりじゃなかった頃の小学生は頑張ってたんですねえ(1 Sep.2013)


 大正時代に日本語で紹介されていた火星シリーズは、本来ならば大きなニュースであり、貴重な資料です。幸運にも3冊とはいえその90年前の! 雑誌を手にする機会を得た私の使命は、やはりその前ページ資料化ではあるまいか、と思い立ちました。著作権は日本は50年、TPPでアメリカ並みに変えさせられたとしても70年。作者の死後、というのがみそなので、実は違法なのか、雑誌は映画などのように公開後50年なのか、法的には実はわかっていない点もありますが、おそらく実際の関係者はすでに全員鬼籍の人となっている状況を思うと、そっと許しを請いながら、公開とさせていただこうと思います。もし問題があれば、消しますので、どうか見守ってください(31 Aug.2013)


 今回は、幼児向けの叢書を紹介。ディズニーアニメ版のターザンの関連で出たぬりえ絵本などを除けば、最も若年層向けの出版であると思われます。おそらくは小学校低学年。漢字が少しは使われているので小学生向けと思いますが、体裁は完全に絵本。年長でも十分通用する体裁です。叢書のラインナップは他もマニアックなので、出版社の趣味かエゴかと思われます。多分、両方でしょう。(18 Aug.2013)


 昨日の大正時代の雑誌・中学生に続き、今回は昭和の中学生向け雑誌の付録の紹介。ハヤカワSFシリーズ版とほぼ同時期にペルシダーが紹介されていたというのは、ある意味驚きというか、おそらくハヤカワの編集者であった福島さんが訳文を参考にリライトしているので、本当に何でもありの時代だった、という感じでしょうか。それがいまだに発掘されてくるというのも、うれしい話ですが、どこから流出したものかが不思議です。最悪、持ち主の方が…ということも、年齢的にあるとしたら、いやあり得ますけど、さみしくもあったりします。身勝手ですね。(31 Jul.2013)


 今年の初めから、怒涛の更新をしてきていたわけですが、さすがにネタも乏しくなってきて、というか私自身が息切れしだしてしまって、間があいてしまいました。訪問いただく方も正直で、簡単に一桁が見えるところまで減ってしまう…。油断大敵、であります。
 というわけで、今回の更新は激レア、大正時代のバローズ第4弾、火星シリーズとしては第3弾ですが、一番古い、雑誌「中学生 大正12年3月号」をご紹介。正月号から連載開始なので、第3回ですね。スビア登場の巻き、であります。全巻そろえるのは現実的に困難、財政的にも、そもそもこの世にあるのか!? という点においても。おそらく、アメリカのもっと古いパルプ誌のほうが入手しやすいかもしれません。というわけで、けち臭いのはやめて、全頁紹介としました。他の3冊も、順次同じ体裁で紹介していきます。乞うご期待です。(30 Jul.2013)


今回、マイク・レズニックの文章を見つけてうれしくなってしまい、長さも適当だったことから、思い切って自力で翻訳してみました。能力不足からえらく時間を浪費しましたが、何とか訳し終えてほっとしています。つぎは、もう少し楽な更新をしたいと思います。いや、楽しい作業だったんですけどね!(13 Jun.2013)


 今回の更新は、ハヤカワSFシリーズ版のペルシダーの箱です。残念ながら、私が所持しているものではなく、高井信さんより画像だけいただいたものです。
 実は、たぶん、1冊くらいは箱付を持っていたはずですが、残念ながらタイトルもなく、面白味もないので紹介していませんでした。今回のは、丹念に探せば手に入るかもしれませんが、本そのものに比べて、圧倒的に少ないはずなので、ここは変な意地は張らずに紹介させていただくことにしました。本サイトは、基本的にすべて私的コレクションなのですが、好意的な申し出を断るほど狭量であるつもりもありません。ということです。次回以降は、ほかにもいろいろいただいた資料や、買い揃えたジョン・カーターグッズの紹介が続くと思います。いや、更新のネタが尽きないというのは、幸せです!(28 May.2013)


 今年になってから、自分で言うのもなんですが、怒涛の更新をしてまいりました。その前が何年も滞らせていた自分が悪いのですが、更新を重ねてもあまりレスポンスがない、というのはさみしかった…まあ、ネットの位置づけが以前とは大きく変わっており、以前のような同好の仲間が自分の紹介したいものを紹介しあう社交の場ではなく、すでにある情報インフラになってしまっていて、調べたいことを見るためにアクセスするだけになってしまっている、というのも大きいとは思うのですが。
 しかし、それでも3〜4か月続けてきたことがようやく目にとめてもらえるようになったようで、メールなどで連絡もいただけるようになってきました。
 今回、以前原稿を掲載させていただいたこともある作家でバローズ・マニアの高井信さんよりさまざまの情報、感想に加え、未所持の書籍の帯画像を送っていただきましたので、掲載させていただきたいと思います。
 私はもともとバローズ読者ではあっても、決してコレクターではなかったので、創元やハヤカワの文庫以外は、ほとんどサイト開始以後に集めだしたものです。バローズがブレイクしてから50年近く、サイトを始めたころでも30年以上経過していましたから、もちろんそう簡単にコレクションはそろいません。なので、こうした先輩方のご協力は非常にありがたい。いや、実はこれまで紹介したものにも、多くこうしたいただき物が含まれています。どれだけ感謝しても足りないくらいです。
 今回のことを機に、改めて謝辞を送らせていただきたいと思います。(19 May.2013)


というわけで、お宝です。The Gods of Marsの本邦初訳、『火星の神神』が訳載された雑誌・中學生 大正12年5月号を手に入れることができました。パチパチ。あらためて、いいですよね。歴史的な資料というのはもちろんですが、それを抜きにしても、結構絵がいい。現代の視点から見ても、かわいいです。なかなか全巻とかは無理ですが、しばらくあいたら、また何冊かほしくなるかも。ちなみに、値段はいい値段します。(9 May.2013)


映画グッズの前に、実は…とんでもないお宝を入手できそうです。今回の更新内容を見て、勘のいい方は気づかれたかもしれませんが、ネットオークションで、何点か落札したんですが、これがまたお宝なんです。もう、乞うご期待しか言えませんけどね。乞う、ご期待です。(7 May.2013)


今後、しばらくは映画の関連グッズの紹介を順次していきます。それだけではさみしいので、ヤフオクで入手したいくつかの品々も、紹介させていただこうと思っています。こちらのほうが乞うご期待。すでにご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、多くの方の期待に応えうる逸品です。(6 May.2013)


しばらく間が空いてしまいました。テンションが落ちた? まあ、否定はできません。インターネットは、以前と違い、市井の好事家が発信する場ではなくなっています。WEBサイトは、組織運営か商業運営か、あるいはウィキペディア。そうそう、wikiには結構精緻なバローズの情報も上がってきていて、本サイトも負けていると思える部分もあります。そんな中、個人レベルだったらせいぜいブログか、ツイッターかフェースブックのようなSNSでの発信が現在は主流でしょう。。かくいうわたしも、ここ数年はmixiなどのSNSでバローズ・ファンの皆さんとの交流は継続していました。双方向で同好の士とフランクにやりとりできるそうした場も悪くはないですが、結局すべて、時間とともに流れて行ってしまいます。そうしたリアルタイムの情報交換もいいのですが、やはり私は蓄積がほしい。それが、60年以上前に亡くなった作家のファンであり、サイト運営者にとって大切な立ち位置ではないかと思います。勝手な思い込みかもしれませんし、以前の熱い時代のようなレスポンスはもう得られないかもしれませんが…(3 May.2013)


書きたいことはあるけど、文章にできません。我ながら、貧困な語彙力、筆力になすすべはない。そんなこと言ってても仕方ないから、とりあえず批判ばかりせず、簡単な更新でつなぎつつ、いずれ創作もものにしていきたいです。(11 Apr.2013)


実業之日本社版ターザンの解説を収録しようかと思って、やめました。バローズといえばターザン、は、アメリカの話。やはり日本では、というか、このホームページを訪れてくださる方々にとっては、火星シリーズなどのSFの人ですよね。で、オマージュ小説ではありますが、吉岡平さんの小説を紹介がてら、あとがき収録を行いました。興味を持たれたなら、古書サイトなどから入手されると、興味深いかと思います。今後の更新ですが、収録モノばかりでなくオリジナルも増やそうと思っています。で、書きかけのペルシダー小説を再読してみました。いや、現在高校2年生の息子が幼稚園の頃に書いてたんですね。びっくりです。これは、そうそうに完結までもっていかないと、恥ずかしいことになりそうです。気をとり直して、がんばってみます。(7 May.2013)


ターザンが続くと、息抜きしたくなります。やはり、ターザンは面白いんだけど、バローズ作品としては特殊な感は強い。バローズをSF作家として知ってしまったものの宿命かもしれないけど。というわけで、ペルシダーです。児童書の解説を収録してみました。あまり面白みはありませんが、たまにはこういう典型的なペルシダーの解説、を読むのも悪くはないかもしれません。(3 Apr.2013)


実業之日本社版ターザンも、6巻目でおしまいです。原作の1-6巻をそのままで紹介というのは、当たり前のようでいて大英断。全部が全部、映画のようなターザンが活躍するわけではありませんから。この点でも、この叢書は評価してよかったかもしれません。もちろん、武部画伯を起用したことが最大のヒットではありますが。(2 Apr.2013)


1週間、空いてしまいました。結構あいたようですが、内容の一部は追記補充していたりします。更新、というのは新規ページのこと、というのは、結構なハードルだと実感してきます。
さて、今回の新規ページでは、おまけイラストでターザンがジェーン救出に現れてライオンと戦うシーンを紹介します。この実業之日本社版は武部画伯をイラストに起用しただけでなく、原作の刊行を順に追っていて、全6巻ですから、かなり本格的な紹介といえます。4巻は所持していないのが残念ですが、6巻目は手元にあるので、近々紹介します。原作は「密林物語」なので、ジェーンは出ませんが。(31 Mar.2013)


やはり武部画伯の絵はいいですね。というわけで、実業之日本社版ターザン、第2巻の挿絵から、ターザンとジェーンとラーの競演をお送りします。さっそうとしたターザン、かなりかっこいいです。そして、手塚治虫描く、ターザンもののパロディ。ストーリィは一応オリジナルですが、てらいなくパクっています。戦後間もないころは自由ですね。(24 Mar.2013)


まがいものばかりでは飽きるので、本家本物のターザンを紹介します。またターザンか、という方にも納得いただけるかと思うのは、武部本一郎画伯の手になるターザン。1961年刊だから、火星シリーズ開始の4年前、最初の武部版バローズ、だとおもいます。しかも超絶美青年(ハイティーンか20歳くらいかと思われる)の、武部画ターザン。これだけでも見る価値はあるのではないかと思います。(20. Mar.2013)


ターザンもののパスティーシュ、今回は日本ターザンものの映画です。当然。セクシー女優が水着で活躍します。内容は完全なパチモンですが、わざわざ海外ロケ(といっても、アメリカのスタジオを借りたのだが)をしているくらいで、結構力は入っています。主人公役者は元オリンピックの水泳選手だし!(18. Mar.2013)


ターザンもののパスティーシュ、今回は女ターザンものの映画です。当然。セクシー女優が半裸(時には全裸)で活躍します。DVDも安く販売しているので、興味のある方は是非!(17 Mar.2013)


ターザンもののパスティーシュは、順次紹介しますが、そればかり続いても何なので、映画『ジョン・カーター』パンフレットより、SF翻訳家・評論家の大森望さんの文章を紹介。しっかりバローズ自身、そして原作の出版事情などの背景を分量をとって解説してくれています。映画のファンがこれを見て原作を手に取ってくれたなら、それに勝るものはないんですけどねえ(16 Mar.2013)


武部画伯登場以前、小説のイラストレータといえば、ということで名前が出る数人には必ず入っていると思う椛島勝一さん。椛島さんといえば、で登場するのは南洋一郎さん、というわけで、その紹介です。やはり、ターザンだったんですかねえ、人気は。
一作では飽き足らないので、せめてもう2本くらい紹介しよう。幾つか、毛色の変わったのをね。(12 Mar.2013)


前回は武部画伯の原点に迫りましたが、今回は日本におけるバローズ紹介の原点です。SFマガジン1963年10月号に掲載された、野田宏一郎氏のSF英雄群像第2回。ジョン・カーターが日本の読者に本格的に紹介された、最初期の文章だと思われますが、それにしては文章が多く、内容も濃いです。野田氏の並々ならぬ意欲が見えます。これに感化されて、厚木淳氏がうごいたわけでしょうか。そう考えると、ドキドキしますねー(12 Mar.2013)


2006年ごろからホームページの更新がとどこおったこともあって、本サイトでは詳しくは書いていませんでしたが、かつて武部本一郎画伯が絵物語で手塚治虫と合作していた、という話が話題になったことがありました。城青児という、手塚の変名ではと思われていた絵物語作家が実は武部だったと、ご子息が証言されたのでした。ここを詳しく掘り下げることはしませんが、調べるほどにすごいエピソードで、ドキドキしたことを覚えています。その、武部画伯が書いていた絵物語を1冊入手したので、ご紹介します。もっと精緻なサイトが、かつて本サイトの常連でもあったしんごさんの手で作られていますので、詳しくはそちらを見ていただいたほうがいいかもしれません。(9 Mar.2013)


中2コースや中1コースの次は、小学4年生です! といってもターザンものの絵物語ですが。絵物語、というのは、山川 惣治や、武部さんらも書いていた、1ページの半分かそれ以上をマンガのコマの大きなものが埋めていて、地の文でストーリーが語られる形式。しばらくでマンガにとってかわられるまでは、子ども向けでは最高のメディアだったと思われる。内容は、西條八十のものをベースに書いているので問題は少ないが、リライトが問題かな。(7 Mar.2013)


偕成社版『火星のプリンセス』の翻訳と解説を書いている野田開作氏のことを調べていて、つい笑ってしまった。「野田改作」「エロの人」なんて字を見れば、笑いますよねえ。ともかく、いろいろ胡散臭くも面白い人物のようだ。第1回夏目漱石賞受賞者、ただし漱石賞は右翼系出版社の賞で、会社がつぶれたせいで1回で終了、なんて、どう考えてもまともじゃない。偕成社のホームズものも多く改変というか、文字通り改作しているようで、翻訳とうたっているにもかかわらず、自分の主張を混ぜてしまいたいのか、どこか変えてしまう。今回収録の短い解説文にも、その傾向は表れています。(5 Mar.2013)


集英社版のかわいいのは、なかなか手に入りそうにないから、というわけでもありませんが、集英社版の持っているほうの解説を収録してみました。講談社版の野田さんの解説文は収録していてもそのテンションの低さに違和感ありありでしたが、編集者出身で児童向けの仕事を精力的にこなしていた内田庶さんのこのあたりの文章だと、それなりに一生懸命さが伝わってきたりします。この方、早川書房の元編集者で、福島正実さんの妹さんと結婚されてるんですね。(3 Mar.2013)


偕成社版『火星のプリンセス』を入手できました。これであと入手できてない火星のプリンセスは、集英社版のかわいいのと岩崎書店版の元祖だけになりました。といっても、もう難しいかなあ。しかし、武部さんのデジャー・ソリスに久しぶりに出会えて、うれしかったです。創元版とは違う絵ですからね。子供向けなので、描写等に違いもあって、それが絵に反映されていたりして、創元版とは一味もふた味も違う火星のプリンセスを楽しめます。機会があれば、ぜひ手に取ってみてください。(2 Mar.2013)


たまたまですが、中1コースの付録版『地底王国ペルシダ』を入手しました。なんと、表紙・裏表紙はハヤカワ文庫版と同じ柳柊ニさん。なんと、ハヤカワ文庫より1か月早い、柳さんが描く美女ダイアンの第1号かもしれません。そう、美女ダイアンはいい意味でも悪い意味でも、美女です。原始人じゃないみたい。ま、美しいものに文句は言うまい。しかし、ジュバルを表紙に大きく登場させるとは、編集者が悪いのか柳さんが…だったのかはわかりませんが、なんだかな。タイトルデザインからいって、恐怖ものと間違えてないか、という感じはします。間違えさせたのは柳さんだろうけど。(1 Mar.2013)


目先を変えて、マイクル・ムアコックのバローズ・タイプの名作。というか、これもリスペクト・シリーズかな。解説というか、本人の序文も収録。この世代には、バローズは本当にアイドルなんだねえ(1 Mar.2013)


昨日はなんだか偉そうなことを書いていましたが、その舌の根も乾かぬうちに、解説の採録です。安直だなあ、自分。まあ、紹介できるネタももう残り少ないので、大目に見ていただけるとありがたいです。ただ、こうしたルーチンワークだけでなく、自分の仕事、と言える更新も、ぜひしていきたいものです。(25 Feb.2013)


講談社版の解説の収録作業は、はっきり言ってあまり面白くありません。なぜかなと考えてみたんですが、理由は簡単で、そこに新しい発見がないからです。そもそも著作権的にも問題があるかもしれない解説文の収録をなぜ始めたかというと、最初は自力でバローズの作品の紹介をしていましたが、その内容が野田さんや厚木さんの解説の出来の悪いパクリでしかないことに最初から自分で気づいてしまっていて、後ろめたさとともに、これだったら原文を紹介したほうがバローズの魅力を多くの方々にわかってもらえるのではないかと考えたからです。後から考えれば、厚木さんの情報の元ネタは野田さんの解説や書籍だし、野田さんの解説で輝きを放っていた書籍リストや用語辞典はアメリカのファンがまとめたものを転載したものでした。そう思えば、原典さえ明らかにしておけば、原文収録にこだわることも、そろそろやめていいのかもしれません。自力の解説に、力点をずらして、継続の道を探るほうがいいような気が、してきています(24 Feb.2013)


『火星の頭脳交換』という文字を見て、ミスタイプじゃないの、と思われる方もいらっしゃるかもしれないなあと思いますが、そうではありません。講談社版の第6巻のタイトルは、本当にこうなっているんです。まあよく考えると、「交換頭脳」では脳が主人公みたいです。いや、主人公なんですが、そうじゃなくて、イメージ的にはキャプテン・フューチャーのサイモン・ライトみたいなのが「なんとか頭脳」ですよね、やっぱり。なので、頭脳が交換された人物が主人公の場合は、「頭脳交換」のほうがそういったことが行われた世界での物語、としては日本語の語感としてあっているのかもしれない。…とはいえ、やはり今となってはやはり『交換頭脳』が断然ピンときますけどね。(23 Feb.2013)


今回の紹介は、講談社版火星シリーズ最終巻です。これで、手持ちの講談社版はジャケットのない6巻のみ。そう、3巻と9巻はまだ買えていないんです。今後そうした機会があるかどうかとなると、おそらく、難しいのだろうなあ。古いペーパーバックやパルプ紙のほうが入手しやすい、というのはどうなんだろうと思ったりしますね。(20 Feb.2013)


本日はさらに目先を変えてDVD『アッシャ 洞窟の女王』のご紹介。国土社版のペルシダーの表紙でもおなじみ、山本氏描くアッシャの妖艶というよりは迫力と気品ある肢体が印象深い創元推理文庫版の口絵がすぐに思い浮かびますが、このバローズ以前の古典的冒険ロマンスの傑作を、なぜ21世紀のお気楽秘境ナンパものにしちゃったかなー。とまあ、気にしなければ気にせずに済むに越したことはない、映画化されたぞ、ってだけのDVD。『ジョン・カーター』ははるかに上等でございました。(19 Feb.2013)


本日の更新は、少し目先を変えて、ノベライゼーション本の解説文。今でも手に入りそうな本ですが、映画の賞味期限が切れれば店頭からも消えると思われるので、まあいいでしょう。書かれているのが映画解説の方なので、必然的に軸足は映画にありますが、解説の元ネタになっていると思われる映画スタッフが間違いなく原作のファンなので、原作に関するコメントも少なからず散見されます。原作ファンとしても、ニヤリとできるというわけです。(18 Feb.2013)


今回は、映画パンフレットの紹介。あらすじ部分だけ、収録してみました。ほかはまあ、恐る恐るという感じで。しかし、この映画、こうしてみるといろいろ変えているようですが、基本的なパーツは原作からもってきてますよね。現代にあわせた若干の変更点もありますが、意味のない変更はないように思います。まあ、デジャー・ソリスが戦士なのは、大目に見る、という寛容さは必要ですが。(17 Feb.2013)


今回の更新は、なんと野田大元帥自らの訳になる火星シリーズの、解説です。といっても、相変わらず、個々の作品の内容には触れていませんが。で、これだけでは何なので、映画『ジョン・カーター』のアートブックを紹介します。今日は表紙だけですけど、内容で興味深いものあれば、小さく部分的にしたうえでこっそり追加するつもりなので、お楽しみに(15 Feb.2013)


 手持ちの講談社版火星シリーズも、残り少なくなってきました。これが終わると、新しいネタはそんなにはない、というのが実態です。『ジョン・カーター』のDVDや海外版のビジュアルムックくらいでしょうか。もっとも、更新についてはそう悲観していません。新規のネタはなくとも、この間紹介してきた本のリストのメンテナンスとか、派生して直さなければならない項目はたくさんあるからです。その整理がつくと、あとは…リンク集の見直しですかねえHPを開設してから、はや16年半。当初はyahooの日本版もまだなかったかもしれない。それが、今やgoogleの時代ですから、リンク集の考え方も変えていかなければなりません。すべきことはまだまだります。見ていただくものとしては物足りないかもしれませんけどね。(14 Feb.2013)


 失敗してしまいました。講談社版の火星シリーズ、1巻目しか公開していなかったと思い込んで、2巻目以降の表紙スキャンとか、OCRとか、コメントを考えたりだとか、いろいろやってたんですが…。実は、5巻まで何年か前に公開してたんですねー。いや、冗談になってない。ここ数年、まともに更新していなかったことの付けが回ってきた感じです。結構無駄な労力をかけてしまいましたが、これはもう、反省点にして次に行くしかない。これからもいろいろ更新していきます。
 誤記や未完のままアップしたページなんか、指摘いただいたりもして、これは実はうれしい。レスポンスがある、ってだけでもなんかやる気出てきます。今回の更新再開を単なる気まぐれにしないよう、これからは少しペースを落としてでも、確実な更新を心がけようと思います。映画公開後というタイミングの遅さはありますが(12 Feb.2013)


事情があって、2、3日、間があいてしまいました。それではまずいので、まとめて蔵出です。講談社版〈火星シリーズ〉、残念ながら全巻は所持していませんが、10巻中8巻は入手できたので、順次ご紹介させてもらいます。3巻と9巻、そしてジャケットのない6巻について、もしどこかの古書店サイトに見つけたよ、といった情報でもあれば、教えていただけると非常にうれしいです。(10 Feb.2013)


以前紹介したことのあった、講談社版『火星のプリンセス』に野田昌宏さんが寄せた解説文を収録しました。はっきり言って、今の視点で見ると珍しい情報はないし、地の文もまるで子ども向け叢書の解説のような調子。歴史的価値はあると思いますので、これもまた、追って紹介を続けます。(6 Feb.2013)


ここのところ、連日更新を続けているんですが、アクセス数はおかげさまで増えてきたし、Googleでの順位も(心なしか)上がってきた気がして、うれしさはあるんですが…ぜいたく言いますよ、いいますけど、反響が…あまり、ない。いや、何年も放置状態にして、毎日数百のアクセスがあったものを10そこそこにまで減らしていたのは私の不徳の致すところなので、文句は言ってはいけないのですが、やはりなんというか、もう少し手ごたえがあると、頑張ろうという気になるのだがなと、いや、やはりこんなこと言っちゃダメですね。
さて、何年もろくに更新してなかったせいもあって、ネタはたまっています。この間、映画のネタをやってましたが、1年遅れのDVD紹介するくらいなら、40年近く前の児童書のほうがなんぼか価値がありますよね? というわけで、秋田書店版ペルシダーです。追って、解説なども紹介するつもり。こうご期待、と言っておきましょう。引き続いて講談社版火星シリーズも行くつもりです。(5 Feb.2013)


バローズといえば、国際的に、そして日本でもある年代以上の方々にとっては、これはもうターザンなわけです。で、ターザンといえばジョニー・ワイズミュラー、そしてジェーンはモーリン・オサリヴァン。この組み合わせの映画6本+ボーナスディスクという、ファンにはなかなかの企画、といったところでしょうか。しかし、モーリン、きれいです。昔の女優さんは体型とかが現代と違ってもっさりして見える方もいらっしゃいますが、モーリンは現代的なプロポーションで、しかも少し幼げなかわいらしさも持っている。こりゃ、受けたわけです。(4 Feb.2013)


『アバター・オブ・マーズ』の情報に触れたときはいろいろな意味で衝撃でした。『ジョン・カーター』の企画が本格的になったと思ったら、それに先んじて『火星のプリンセス』が映画化される、それもヒロインはかのトレーシー・ローズ。ネットで映像を見たときのがっかり感というか、これじゃない感は、『ジョン・カーター』と比べてさえ結構なものですが、その邦題が『アバター』を含んでいたことへの衝撃もありまして。ま、これ以上は本文を読んでいただければと思いますが、意外と面白かったですよ、ほんと。(3 Feb.2013)


今日ご紹介するのは映画『アバター・オブ・マーズ』ではなく、すでに紹介したDVD『地底王国』に封入されていた、解説文の収録になります。作品の解説、という部分は弱いですが、制作会社やそれを取り巻く当時の映画事情などが詳しく紹介されていて、なかなか興味深いです。『アバター・オブ・マーズ』は明日、とさせてください。(2 Feb.2013)


本日のご紹介は、予告通り『時に忘れられた世界』の映画DVD、21世紀版『恐竜の島』ではない、『ランド・オブ・ザ・ロスト』です。特撮というかCGは悪くないし、バローズへのリスペクトもあるし、原作のエピソードもふんだんに使っているんだけれど、なんというか、これじゃない感の強い変わった作品、というのが見た印象です。一番肝心のもっともSFらしい面を排除しちゃってる、ってのは、やっぱり、ないよねえ。(1 Feb.2013)


連日更新、継続中です。今日は、昨日の予告をさっそく裏切って、ただし超レアもの、中2コース付録版『火星の勇士』をご紹介します。これ、昭和41年といいますから、創元推理文庫版『火星のプリンセス』の翌年、講談社版の刊行前年。いや、学研、さすがの嗅覚です。中2、というところがまた…いいですよね。
 さて、明日こそは、『ランド・オブ・ザ・ロスト』、あさっては『アバター・オブ・マーズ』のDVDを紹介します。その後は映画『ジョン・カーター』の劇場グッズなどを順次ご紹介。来週からは毎日は無理なので週2、3回を目安に新しいページを増やしつつ、古くなってきたリスト類のメンテナンスとか、ドラフト公開状態の最近の新規ページの肉付けなんかもやっていきます。こうご期待(31 Jan.2013)


今となっては10か月前の『ジョン・カーター』より、いっそ37年前の映画のDVDなんかのほうが、実はずっと関心を呼び起こされる話かもしれません。その、『地底王国』、かの『地底世界ペルシダー』の映画化で、かつ往年のセクシーアイドル、キャロライン・マンローが出演しています。ネットオークションで見つけたDVDですが、普通にAmazonなんかで検索しても引っかかりません。もはや販売していないのでしょうか。残念、そして個人的にはラッキー。明日は、『ランド・オブ・ザ・ロスト』、あさっては『アバター・オブ・マーズ』のDVDを紹介する予定。余力があれば、バローズではないですが『洞窟の女王』も紹介できたらと思っています。もちろん、映画DVDです!(30 Jan.2013)


映画『ジョン・カーター』は思いのほか、グッズ類が出ませんでした。やはり、ディズニーだが子ども向けではない、というところが中途半端だったんでしょうか。おかげで、グッズというと、ノベライゼーション本とDVD、パンフのほかは、映画館で売っていた小物か文房具の類のみ。もちろん、ひととおり買いましたよ。半年以上休んでいた(実質はここ10年くらいまともに更新していないかもしれない)ツケで、実は更新のネタはたまっています。いつまでもつかわかりませんが、目標は連日、最低毎週更新を、しばらくは続けていきたいと思っています。(29 Jan.2013)


映画『ジョン・カーター』は全体的に評判はよろしくなかったようです。ディズニー大作だから、ということでの期待値が高かったことが大きいと思いますが、映画館で数回とDVDも見た感想を言えば、さほど悪くない、という気がします。ただ、原作を知らないと入りにくい世界観だとか、ヒーローやヒロインの(役者の)魅力が一般的ではない、とか、まあそういったことはあったかもしれません。全米では大赤字と報道され、日本での評判もイマイチだったようですが、なぜかロシアでは記録的な興収だったようで、世界市場での売り上げでギネス級の赤字は出さずに済んだようです。続編の企画はあるようだし、映画版はもともと3部作で企画していたらしいので、何年後になるかわかりませんが、期待しましょう。(27 Jan.2013)


『ジョン・カーター』、ついに全米公開されました。興行成績は1週目2位、2週目3位といいますから、それほど悪くないようにも思うのですが、なんでも史上最大のおおこけで、ギネスものの大赤字が出そうなんだそうです。ううむ。
これって、製作費か宣伝費か知りませんが、現場というよりは制作側に大きな見込み違いがあったというだけなのでは? 映画自体は熱狂的ではないかもしれないけれど、それなりには受け入れられているように思います。
何より問題は、日本での結果ですけどね。世界実績がよければ、ディズニーも続編を(低予算のDVD映画を別のスタッフが、となるかもしれませんが)作ってくれるんじゃないかと期待しています。場合によっては続編以降はCGアニメでも…しかたないかなと。(24 Mar.2012)


『火星のプリンセス』の映画が、公開まで半年となり、オフィシャルサイトも姿を現しました。なんとタイトルは"John Carter"。火星をはずしちゃうなんて、ディズニー、すごい決断です。アメリカではスペオペの地位が低い、ということなので、「火星の」なんてタイトルだと3流にしか見られないのかなぁ。トレーシー・ローズ・主演の映画に先行されてしまった、ということで、対抗する気はないだろうけれど、オリジナルっぽさを出したい、と思ったのかも。
何はともあれ、映画化は朗報。グッズとかもこれから出てくるだろうけれど、ERBファンとしてはやはり小説が認められることを期待したい。そうなると合本版では価格も厚さもお手軽とは言いにくいから、やはり分冊での文庫化に期待かな。
著作権の問題がクリアなら、かつての講談社版や小西版などが創元以外のレーベルから文庫復刊されて書店がにぎわう、というのが理想だけど、出版不況の続く中では期待薄……やはりスマホ向けの電子ブックか? すでに出てるけどね…… (13 Sep.2011)


『火星のプリンセス』の映画が、公開まで半年となり、オフィシャルサイトも姿を現しました。なんとタイトルは"John Carter"。火星をはずしちゃうなんて、ディズニー、すごい決断です。アメリカではスペオペの地位が低い、ということなので、「火星の」なんてタイトルだと3流にしか見られないのかなぁ。トレーシー・ローズ・主演の映画に先行されてしまった、ということで、対抗する気はないだろうけれど、オリジナルっぽさを出したい、と思ったのかも。
何はともあれ、映画化は朗報。グッズとかもこれから出てくるだろうけれど、ERBファンとしてはやはり小説が認められることを期待したい。そうなると合本版では価格も厚さもお手軽とは言いにくいから、やはり分冊での文庫化に期待かな。
著作権の問題がクリアなら、かつての講談社版や小西版などが創元以外のレーベルから文庫復刊されて書店がにぎわう、というのが理想だけど、出版不況の続く中では期待薄……やはりスマホ向けの電子ブックか? すでに出てるけどね…… (13 Sep.2011)

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