illustrated by Katsuichi Kabashima
南洋一郎:作/椛島勝一:画
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アメリカの探検家ジョセフ・ウィルトンが友人フランクと共に、アフリカの密林にわけ入り、大獅子、巨象、大鰐などと必死の血闘をつづけ、さらにボルネオからマレー半島に渡り、大猖々、黒豹、大虎、猛毒蛇などと死闘をかさねる。秘境に生死をかけての人と野獣の闘争、大冒険談。
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1933年というから、いまから80年前、戦前の話。少年倶楽部に連載された本作は7年間で130回重版されたというから、本当に大ベストセラーだ。本書は1975年の復刻版だけど。しかし、こういうのを見ると、昔はなんといってもターザンだったんだなあと思う。先に紹介した少年王者もそうだったけれど、戦前戦後、銀幕のヒーローはターザンだったし、こうして小説や絵物語でも再話されていたのだなあ。
椛島勝一さん(樺島勝一という表記もあり)は、南洋一郎などで知られた人気イラストレータだった。武部さんの大先輩ですね。