(2003)
news
冒険ファンタジー名作選(全10巻)のラインナップはこちらです。 発売は9月末頃の予定。
冒険ファンタジー名作選(全10巻)の刊行予定が9月下旬から10月14日に延期しました。
冒険ファンタジー名作選シリーズ、下記書籍の画家が変更になりましたので、お知らせします。
4 いきている首 アレクサンドル・ベリヤーエフ作/馬上義太郎訳/琴月 綾絵
132〜160頁・A5判 各本体1,500円
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岩崎書店の小中学生向けのSF叢書が、数十年ぶりに(!)復刊されることになりました。叢書名を「冒険ファンタジー名作選」と変えて10冊のみをセレクトして、訳文はそのまま、イラストのみ現役の人気漫画家に依頼したもののようです。
SF叢書の復刻なのに叢書名に「SF」の文字が入らないのは、やはりSF冬の時代というか不人気ぶりをあらわしているのか、あるいは「ハリー・ポッター」などのファンタジー・ブームに便乗しようという意図なのか、どちらかはわかりませんが、ともかくこの種の少年向け叢書が目に付かなくなって久しいこと、SFファンの原点として図書館などで手にしたこれらの叢書の果たした役割が大きかったこと、そしてなにより『火星のプリンセス』がラインナップに含まれていることが(そして挿絵を担当されたのが当HPにも来ていただいている山本氏であることが)うれしいですね。
あとは見てのお楽しみ、かな。
子供がいる方は子供の学校に、そうでない方は地域の図書館にリクエストを出しましょう。この種の叢書は図書館需要が大きな市場になっているはずです。出版社が手ごたえを感じてくれれば、引き続いての復刊も期待できます。
当初、9月刊行といわれていましたが、10月に延期になり、やきもきさせましたが、無事刊行されたことは喜ばしいことです。