岩崎書店

冒険ファンタジー名作選

(2003)


news

冒険ファンタジー名作選(全10巻)のラインナップはこちらです。 発売は9月末頃の予定。
冒険ファンタジー名作選(全10巻)の刊行予定が9月下旬から10月14日に延期しました。
冒険ファンタジー名作選シリーズ、下記書籍の画家が変更になりましたので、お知らせします。
4 いきている首 アレクサンドル・ベリヤーエフ作/馬上義太郎訳/琴月 綾絵

  1. 「ロスト・ワールド」 コナン・ドイル作/久米穣訳/竹本泉絵
  2. 「火星のプリンセス」 エドガー・R・バローズ作/亀山龍樹訳/山本貴嗣絵
  3. 「27世紀の発明王」 ヒューゴー・ガーンズバック作/福島正実訳/大塚あきら絵
  4. 「いきている首」 アレクサンドル・ベリヤーエフ作/馬上義太郎訳/あさりよしとお絵→琴月 綾絵
  5. 「ぬすまれたタイムマシン」 レイ・カミングス作/南山宏訳/御米 椎絵
  6. 「ついらくした月」 ロバート・C・シェリフ作/白木茂訳/竹本 泉絵
  7. 「黒い宇宙船」 マレイ・ラインスター作/野田昌宏訳/赤石沢貴士絵
  8. 「キャプテン・フューチャーの冒険」 エドモンド・ハミルトン作/福島正実訳/秋恭摩絵
  9. 「次元パトロール」 S・マーウィン・ジュニア作/中上守訳/山田卓司絵
  10. 「うそつきロボット」 アイザック・アシモフ作/小尾芙佐訳/山田卓司絵

132〜160頁・A5判 各本体1,500円


comment

 岩崎書店の小中学生向けのSF叢書が、数十年ぶりに(!)復刊されることになりました。叢書名を「冒険ファンタジー名作選」と変えて10冊のみをセレクトして、訳文はそのまま、イラストのみ現役の人気漫画家に依頼したもののようです。
 SF叢書の復刻なのに叢書名に「SF」の文字が入らないのは、やはりSF冬の時代というか不人気ぶりをあらわしているのか、あるいは「ハリー・ポッター」などのファンタジー・ブームに便乗しようという意図なのか、どちらかはわかりませんが、ともかくこの種の少年向け叢書が目に付かなくなって久しいこと、SFファンの原点として図書館などで手にしたこれらの叢書の果たした役割が大きかったこと、そしてなにより『火星のプリンセス』がラインナップに含まれていることが(そして挿絵を担当されたのが当HPにも来ていただいている山本氏であることが)うれしいですね。
 あとは見てのお楽しみ、かな。
 子供がいる方は子供の学校に、そうでない方は地域の図書館にリクエストを出しましょう。この種の叢書は図書館需要が大きな市場になっているはずです。出版社が手ごたえを感じてくれれば、引き続いての復刊も期待できます。
 当初、9月刊行といわれていましたが、10月に延期になり、やきもきさせましたが、無事刊行されたことは喜ばしいことです。

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