偕成社
名作アニメート絵話
(1968-70)
- 『世界むかし絵話』 柴野民三
- 『イソップ絵話』 イソップ
- 『アンデルセン絵話』 ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- 『日本むかし絵話』 柴野民三
- 『オズのまほうつかい』 ライマン・フランク・ボウム
- 『にんぎょ姫』 三越左千夫
- 『グリム絵話』 グリム兄弟
- 『そんごくう』 呉承恩
- 『ピーター=パン』 ジェームズ・マシュー・バリー
- 『ミッキーの宇宙旅行』 Mickey Astromouse フレドリック・ブラウン
- 『日本おとぎ絵話』 浜田広介
- 『名犬ラッシーの冒険』 エリック・ナイト
- 『赤いロボット自動車』 Sally アイザック・アシモフ
- 『一休とんち絵話』 浜田広介
- 『宇宙パトロール』 Galactic Patrol E・E・スミス
- 『はくちょうの王子』 浜田広介
- 『空とぶ怪じゅう』 At the Earth's Core エドガー・ライス・バローズ
- 『しらゆき姫』 浜田広介
- 『宇宙せんそう』The War of the Worlds H・G・ウェルズ
- 『イソップ絵童話』 イソップ
- 『シートン動物記』 アーネスト・シートン
comment
偕成社のSF名作シリーズ全20巻にはバローズ作品が3作も含まれるわけだが、あれはまあ、SF叢書であった。今回紹介するこれは、絵本を卒業しつつある、年長から小学校低学年向けの大判のオールカラー絵話。漢字が少しは入っているから小学生が対象なのだろうが、まあ絵本といっていいものだ。そこに、全21冊中、SF作家の作品だけでも5冊もあるのだから、恐れ入る。SFブームだったのか、編集者の趣味か。おそらく後者だと思うが、趣味というよりは使命感にも似た思いであったのかもしれない。オズの魔法使いやピーターパンのような近現代のファンタジーも含めれば、全体の1/3を占めるわけで、相当意図的なラインナップと思えてならない。
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