ジャングルの奥地に忽然と現れた古代ローマ帝国。
それは、エジプトの女王クレオパトラとアントニウスの子孫たちが二千年営々と築き上げた小都市国家であった。
対立する二人の皇帝、渦巻く陰謀・裏切り・虐殺。
悪政に立ち向かう叛乱軍に身を投じたターザンの活躍が始まる!
story
何百年もまえに絶滅したはずのローマ帝国の軍勢がアフリカの奥地に存在していた! ひとりでジャングルにいたターザンの友人テンバは偶然にも将軍の命を救い、重用されるが、ターザンは軍勢に立ち向かう美少女の味方にたつ。やがて円形闘技場でターザンとテンバは再会するが。
ターザンたちが迷い込んだのはアフリカの奥地にある古代ローマを思わせる世界。残虐な王とそれに対抗する周辺のレジスタンス(もちろん美女あり)、それに手を貸すターザン。ターザンの友人が王の命を救ったことから重用されるが、やがて、猛獣と戦うコロッセウムに放り出されたターザンの姿を見て…… by長田
(長田はこの回の日本語版をを見損なったため、他の方のあらすじをお願いしました)
蜜鳥を追って野を行くターザンとテンバ。 少し進んだところで昔風の剣を見つけたテンバは足を滑らして滝壷に落ちる。
彼を追って滝壷に飛び込んだターザンではあったが、見失ってしまう。テンバを探してさまようターザンは古代風の鎧を身につけた兵士に連行される女性と出会い、 彼女を助ける。彼女の名はアテナ。「皇帝」クローディアスに対する反乱軍の一員だという。 一度はアテナと別れてテンバを探すターザンであったが、反乱軍の兵士が磔になっている姿をみて、 アテナに協力を申し出る。
一方、テンバはアテナを襲ったのと同じ姿の兵士たちに捕らえられ、 反乱軍の捕虜らとともにクローディアスの領土カストラムマールに連行されていた。 その中の一人はアテナの父にしてクローディアスの兄アウグストゥスであった。 彼の目的はクローディアスの暗殺であったが、状況がわからないテンバに遮られ失敗してしまった。 テンバはそのことと自らのローマ滞在の話によってクローディアスの客分として迎えられる。
アテナからこの地がクレオパトラとアントニウスの息子を守るために作られた都市国家であり、 2000年にわたって営々と守り続けられているのだと聞かされる。 彼女もその父も叔父であるクローディアスもその子孫だということも。
都市に侵入したターザンらは、クローディアスによって罪人として 「出られる生者は1人だけ」といわれる闘技場に引き出されているのを目撃する。 そしてアウグストゥスは軍団長キャスカに殺害される。闘技場の貴賓席にテンバがいたため、クローディアス側の人間と誤解されたターザンはアテナとカシアスと別れ、テンバはクローディアスの兄に対する行いをみて、暗殺を止めた自分の行動を悔やんでいた。
アウグストゥスの死によって反乱軍は意気消沈して、アテナも絶望する。 アテナの下にやってきたターザンは彼女を励まし、再び戦うことを決意させた。
ターザンは都市に潜入するが、皇帝の不興を被ったテンバと共に捕らわれるが、 闘技場に引き出される際にアウグストゥスの仲間であった道化のテレンスを逃がし、 テレンスによってアテナら反乱軍はターザンが闘技場に引き出されたことを知る。
余所者がクローディアスのために死ぬ、という事態に反乱軍は立ち上がり、 カストラムマールに向った。その頃ターザンは闘技場でキャスカと戦い、彼を倒すが、その次の相手はテンバであった。 進退窮まったターザンとテンバであったが、その時、反乱軍が乱入し、アテナがクローディアスを人質にして彼らを救う。
クローディアスを敵として殺そうとするアテナを諭すターザン。 その行動に兵士らもクローディアスから離反し、 カストラムマールに新しい時代が来るのであった。 byすいたさん
何百年もまえに絶滅したはずのローマ帝国の軍勢がアフリカの奥地に存在していた! ターザンと友人テンバは蜜鳥を追っている途中この失われた帝国に紛れ込む。 別れか別れになった二人、偶然にも皇帝の命を救い、重用されるテンバ。 一方ターザンは軍団に襲われているレジスタンスの美女を助け味方にたつ。 やがて皇帝の残虐ぶりに我慢が出来なくなったテンバはターザンに助けられ宮廷から脱出を試みるが捕らえられる。 ターザンとテンバはお互い戦うようにコロッセウムに放り出されたが…… by宮崎さん
Cast
役名 配役 声優 ターザン
Tarzanジョー・ララ
Joe Lala菅原 正志 テンバ
Timbaアーロン・セビル
Aaron Seville中尾隆聖 クローディアス 小川真司 アウグスタス 坂口芳貞 アテナ
Athenaヴァネッサ・パイク
Vanessa Pike土井美加 カシアス 大塚芳忠 キャスカ 廣田行生 テレンス 島田敏 吉田孝 鳥畑洋人 遠藤純一 中博史 星野千寿子 相沢正輝
On Air
1996年10月5日 USA SYN
2000年1月5日午後11:00〜11:45 NHK-BS2
comment
あうー。日本版の方はビデオのセットを間違えて録画し損なってしまった。再放送しないかなー。
「ローマ帝国」ということで、今回は衣装もそれなりにローマ風な衣装で、 お仕着せの鎧の兵士がなかなかでした。 クローディアスの取り巻きのお姉さんたちもなかなか奇麗でよかったです。(^^) カストラムマールがいささか(かなり?)チャチで、 多少ガクっとこないでもないですが、まあTVシリーズならこんなものかな、と。 パイロットフィルムと「豹の女王」はいささか製作者に迷いがあったのか 編集が下手だったのか、いまいち乗れないところがありましたが、 この「失われた帝国」では切り捨てるところはバッサリと切り捨てて、 皇帝クローディアスと反乱軍の戦いにターザン・テンバを絡めることに重点をおいていたので、 話も演出もすっきりしていて楽しめました。 小説1本分を45分にまとめたためにいささか端折りすぎなところもあって、 終盤はあわててまとめた印象がないくもないですが、 前回は「テンバ登場編」ということで、わりきって、 この話が実質的なターザン冒険の開始と思えば、次回以降にも期待がもてます。 by すいたさん
前作のレパードクィーン(豹人間)に比べると原作のストリーをかなり忠実に追っている。もちろん時間的な制限がありカストルム・マーレのみが舞台になるがそれでも全体としてはかなりバタバタした印象は拭えず、原作を読んでいないと辛いものがあるかもしれない。 ここでもヨーロッパ文明を懐かしむテンバが出てくる。 相変わらずの美女も今回は大勢登場、ヒロインのアテナはさほど露出が高くないが、皇帝の回りに侍る美女達はいかにも浮かれ女と言った感じで楽しませてくれる。 今回の話ではシリーズの展開に関わるような伏線は無かったようだ。 全体としては妙な魔法もクリーチャーも出てこないのでSFXとしての魅力には欠けるが、バローズファンとしては納得の行く仕上がりとなっている。 次回以降もこういった話を期待する。 以上宮崎(長田氏のアップまでの)代筆 by 宮崎さん
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