申し訳ありませんが、三浦さんのことはほとんど知りません。ググってみると、ハルキ文庫の山田正紀さんの本の表紙を書かれている方のようですが。ご存知の方、教えていただけるとありがたいです。
イラストは、結構魅力的です。映画化があっての文庫化ということもありますが、デジャー・ソリス(だよな、たぶん)の衣装(違うか?)や飛行艇のデザインが、武部画伯の影響を全く受けていません。これは、日本のバローズ画としては画期的なのではないかと思います。火星のデジャー・ソリスはとにかく紫! というのが、これまでの常識でしたから。
デザインは映画の影響というか反映でしょうが、それ以外は結構アレンジしています。デジャー・ソリスがアラサーの筋肉女性ではなく、あどけなさのある表情のナイスバディだったり。2巻の美女はスビア? 3巻はさすがにジョン・カーターでしょうが、これも映画とはイメージが異なります。少しは短い頭の若モノですね。手を大きく描いたりしたのはやりすぎで、漫画っぽく見えてしまっているのが残念です。3Dイラストなども作成しているアーティストだから仕方ないのかもしれませんが。