バローズ美術館
Art Gallery of ERB Worlds

 ビジュアル文庫の先鞭をつけたバローズの世界を彩る、武部本一郎柳柊二らの美しいイラストの数々を堪能あれ!なお、日米のレア系単行本の表紙絵はE.R.バローズ資料館が、またパルプ誌やコミックはSF美術館が充実しています。そちらもあわせてご覧ください。

武部本一郎 Motoichiro Takebe(2 Mar.2013 renewal)

バローズを語るとき、武部本一郎氏を抜きにしては語れません! その、東洋的でありながらも洗練された筆致、荒々しいようで細かい筆の運び、写実的なようで幻想的な、豊満な美女群像を、存分にお楽しみください!

柳柊二 Shuji Yanagi(1 Mar.2013 renewal)

バローズが開拓した、異世界ファンタジー・ロマンの世界は、ゴシック・ロマンと結びついて、アメリカ独特のヒロイック・ファンタジーの世界が作り上げられていきました。日本でヒロイック・ファンタジー・アートといえば武部本一郎と並んで、柳柊二の存在も忘れることはできません。

加藤直之 Naoyuki Katoh(17 Aug.1997 renewal)

武部本一郎の後継者といえば、自他共に認めるこの人。SFアートの第1人者として、メカなど、それまでのSF画をすべて一気に陳腐化させた才能の持ち主。だが、色使い、白黒の線画などに武部画伯の影響も見ることはできる。

斉藤寿夫 Hisao Saitoh(6 Feb.2013 renewal)

モノクロ・イラストは武部氏に迫る。カラーとなると、一転して淡い水彩タッチだが、いかにもなエンターテインメント・アートで、個人的には好きな画家のひとりだ。

斎藤和明 Kazuaki Saitoh(17 Aug.1997 renewal)

どぎつささえ覚える色使い、70年代センスのコスチューム等、初期のハヤカワ文庫SFを飾った、代表的な画家。スター・ウルフが印象的な、スペオペ画家の称号が似合う氏も、裸好き、原始好きなERBの世界を描いていて、これが意外といいんだ。

金森達 Tohru Kanamori(17 Aug.1997 renewal)

今や巨匠の風格だが、その独特のタッチが完成される以前は、なんとへたくそなんだろうと思っていた(SFMのバックナンバーを見ての感想ですぞ)。月シリーズのイラストは、ちょうどその中間期にあたるのかなあ。結構いい味はでているのですが。

中島靖侃 Seikan Nakajima(14 Feb.1998 renewal)

ハヤカワSFシリーズの表紙イラストというと思い出すのはこの人である。フラゼッタらの本国版ペーパーバックの表紙をアレンジしただけ、という見方もあるが、確実にある時代、存在感を持っていた画家であった。

司修 Osamu Tsukasa(12 Feb.2013 renewal)

講談社版火星シリーズはこの人。武部画伯の創元版と競い合っていた時期のせいか、デジャー・ソリスの衣装やソートの造形など、武部画伯の影響が少ないという点で貴重な存在。

小松崎茂 Shigeru Komatsuzaki(26 Mar.2002 renewal)

かつて人気を博した絵物語作家でその後はプラモデル・アートなどでカルト的な人気を誇る小松崎氏も、バローズを描いていた! どちらかといえばモノクロ画がよい。

山本輝也 Teruya Yamamoto(24 Jun.1997 new!)

創元推理文庫の『洞窟の女王』は忘れられない! 永遠に生きる美女、アッシャの半裸の姿に、当時中学生だった私は息をのんだ(唾を、じゃなくて)。

遠藤拓也 Takuya Endoh(9 Jul.2001 new!)

角川文庫版の表紙を飾ったアーティスト。ぼろくそにいってきましたが、これだけバローズ作品を書いていると、無視できません

山本貴嗣 Atsuji Yamamoto(23 Nov.2004)

21世紀最初の、バローズ画家はこの方でした。

三浦均 Hitoshi Miura(2 Mar.2013)

21世紀2番目の、バローズ画家はこの方でした。

吾妻ひでお Hideo Azuma(13 Aug.2024)

バローズ作品ではありませんが、タイトルを見るだけで笑えてしまうパロディ短編集の表紙は見逃せません。

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