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story/あらすじ
「スペース・オペラ」と呼ばれる宇宙冒険物語の発進基地。すべてはここから発進し、つねに変らずここに戻ってくるスターティング・ポイントでありランディング・ポイント。1912年に発表され、一躍人気を博した本書をもとに、第2作「火星の女神イサス」、第3作「火星の大元帥カーター」が相次いで誕生、ついに10作の火星シリーズとなったSF古典中の古典。主人公カーターの胸のすく活躍は魅力だが、作者の強烈な想像力が描き出した火星の弱肉強食の光景は、不思議な迫真性でいま現在のわれわれをも驚かす。
エドガー・ライス・バローズ(米、1875〜1950)シカゴ生まれ。75歳で亡くなるまでに、20冊あまりのターザン物、10冊の「火星シリーズ」をはじめ、金星や月や地底やアメリカ西部を舞台にした数多くの小説を書き、大人気作家となった。その作品の多くは今日でも「一服のよく効く清涼剤」として延々と読みつがれている。
Chapters/目次
history/初版
Under the Moon of Mars,Feb.1912,All Story Magazine(penname:Norman Bean)
A Princess of Mars,1917,
comment/コメント
入手困難な角川文庫版小笠原豊樹訳の<火星シリーズ>がなんとデジタルブック版で登場した。角川版は初期3部作だけだから、デジタルブック版も3冊でおしまいだろうが、特にPDAを持っているファンには朗報であることに変わりないだろう。持ってない人は、これを機に安い中古のモノクロ版のザウルスでも、ネットオークションなどで入手してもいいかも。それだけの価値はあると思う。ケイタイにでもダウンロードできて読めれば、最高なのだが、その日も遠くないと予想できる。
いつでもかばんに<火星シリーズ>。うーん、いい響き!