はしがき集
Prologue of ERB novels

　ERBワールドの入り口で読者を導いてくれる「はしがき」はバローズ自身が自分の言葉で作品世界を語っている、貴重な資料です！

『火星のプリンセス』(23 Jan.1998 new!)

　カーター大尉の世にもふしぎな草稿を、本にまとめて世にだすにあたり、この驚嘆すべき人物に関して二、三のことをのべておくのは、読者諸君にとっても興味あることと思う。……（小西宏訳）

『火星の女神イサス』(15 Nov.1999 new!)

　わたくしの大伯父、バージニアのジョン・カーター大尉のなきがらを、リッチモンドの古い墓地にある、あの奇妙なみたまやに安置して、世人の目から遠ざけてから、すでに12年が過ぎ去った。……（小西宏訳）

『火星のチェス人間』(6 Feb.2001 new!)

　シェアはたったいま、いつものようにチェスでわたくしを負かしたところだった。そして、これまたいつものように、わたくしはある科学者たちが主張している例の学説を引きあいにだして彼の精神的欠陥を指摘し、それによってあやしげな満足をかき立てていた。……（小西宏訳）

『類猿人ターザン』(15 Nov.1999 new!)

　この物語を私に伝えてくれた人は、もともとそれをだれにも話すつもりがなかったのだが、年代の古いブドウ酒に誘われて、ついしゃべりだしてしまったものらしい。……（高橋豊訳）

『地底世界ペルシダー』(1 Jun.1998 new!)

　まずはじめにご承知おき願いたいと思うことは、私がこの物語を読者に信じていただこうと期待していないということだ。……（佐藤高子訳）

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