ERB評論集 Criticsisms for ERB
野田昌宏『SFを極めろ! この50冊』
Illustrated by Naoki Karasawa
野田昌宏:著/唐沢なをき:画/野田昌宏:解説
早川書房/1999.7.31初版/214P/ISBN4-15-208188-0
chapters/もくじ
親愛なる若きSFファン諸君
- 月世界へ行く
- タイム・マシン
- 火星のプリンセス
- 大宇宙の魔女
- 宇宙のスカイラーク
- 時のロスト・ワールド
- 火星年代記
- われはロボット
- 宇宙船ビーグル号
- 幼年期の終わり
- 人間以上
- 火星人ゴーホーム
- 虎よ、虎よ!
- 地球人のお荷物
- 夏への扉
- タイム・パトロール
- ゲイルズバーグの春を愛す
- ソラリスの陽のもとに
- 恋人たち
- 地球の長い午後
- 猫のゆりかご
- デューン 砂の惑星
- ジョナサンと宇宙クジラ
- アルジャーノンに花束を
- バベル-17
- 光の王
- アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
- 闇の左手
- リングワールド
- 九百人のお祖母さん
- 世界の中心で愛を叫んだけもの
- ヴァーミリオン・サンズ
- ストーカー
- 夜の大海の中で
- ノーストリリア
- 愛はさだめ、さだめは死
- ゲイトウエイ
- 無伴奏ソナタ
- 竜の卵
- いさましいちびのトースター
- 銀色の恋人
- ソフトウェア
- ニューロマンサー
- 蠅の女王
- ハイペリオン
- 銀河おさわがせ中隊
- 凍月
- ジュラシック・パーク
- ヴァーチャル・ガール
- 大いなる旅立ち
comment/コメント
野田昌宏による、おすすめSF紹介本。手に入らないことがいわれるSF本だが、比較的入手が容易な本ということと、最近の早川書房の売れ筋を織り交ぜたということで、若干偏った中身になっていることは否めない。とはいうものの、前半のほうはというと、重大な抜け落ちがあることは認めつつも、文句のない選択になってはいる。非ハヤカワ系ということで『火星のプリンセス』がひときわ輝いていることは、いうまでもない。
ちなみに表紙はキャプテン・フューチャーにデジャー・ソリス、ロビー、クァール、(帯に隠れて)ウェルズの火星人。野田氏の本だからキャプテン・フューチャーがメインになるのはしょうがないとして、やはり美女といえばデジャー・ソリスなんだね! と納得できる表紙です。シャンブロウじゃ絵的にはメドゥーサになっちゃうからかもしれないけど。
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