|
||||
|
comment
東京弥生美術館での展覧会にあわせ、オフ会を開催しました。どちらもすばらしかったですよ。
大橋さんに紹介いただき、展示品の一部に協力させていただくというご縁があり、招待券をいただいたり、ちょうどワールドコンと時期が重なったこともあり、行くしかないと思ったのですが、大正解でした。
少年向け出版物の表紙や挿画は懐かしく、またなんといってもSF文庫の絵がすばらしい。
願わくば、絵は小さいのだからもっと近づいて見れるようにしてほしかった(一部のものは近くで見れたが、ガラスの向こう、1mくらい離れたものもあって、悲しかった)。また、挿絵画家という位置づけなので仕方ないが、本の展示が多く……ちょっと多すぎ。自分も本を提供した立場でこういうことを言うのもどうかとは思うが、もしこの本のために展示を見送った原画があったとすればそれこそ本末転倒である。いや、SFJapan誌で、未発表原画が35点も見つかったときいているものだから、かんぐっているだけなのだけれど。
バローズ・アート展覧会だ、というなら、本の展示、大いに結構。いくつかの原画が華を添える形で、それだったらわたしも、大正時代の雑誌『中学生』や『中学世界』だって提供した。独特のセンスの英国版など、けっこう楽しいものにできたかもしれない。
話がそれましたね。
武部画伯の原画を顔を近づけるようにしてみてきたのだけれど、小さい絵なのに、本当に細かく描いてある! 「金星の海賊」の表紙なんて、ドゥーアーレーの顔の造作の細かいこと! 感動さえ覚えた。
金沢でもときどき絵本の原画展などを開催しているが、こうした回顧展が全国を回る、ということはないのだろうか。それならば図録だって作れたと思うのだが。
いや、本音は、ぜひまたみたい! ということなのだが。