ERB評論集 Criticsisms for ERB


『ターザン日本へ来る
ジャングルの王者たちと全作品』
Tarzan of the Movies
A Pictorial History of Mpre Than Fifty Years of Edgar Rice Burroughs' Legendary Hero 1968

著:ゲーブ・エソー Gabe Essoe


Cover Art by Fumio Sakakibara

高橋千尋:訳/榊原文男:装幀 九藝出版/1978.12.05初版/P252


chapters/もくじ

はし書き
イントロダクション
第1部 サイレントのターザン映画
  1. ターザンの苦闘
  2. 消防夫、ジャングルへ行く
  3. 脇役になったターザン
  4. 初代ターザンの帰還
  5. ホーム・メイドのターザン
  6. さらば、もの言わぬターザン
第2部 トーキーのターザン映画
  1. 長く華やかな時代の開幕
  2. ターザンに強敵現わる
  3. バロウズ=ターザン・エンタープライズ社
  4. ターザンが三人
  5. 何がジェーンに起こったか?
  6. 不平不満で太ったターザン
  7. 社交界の紳士、ジャングルへ
  8. レッサーのターザン、終着駅へ
  9. 最低のターザン
  10. 最高のターザン
  11. ターザンのイメージ・チェンジ
  12. ミケランジェロ好みのターザン
  13. ブラウン管のターザン
付録 にせ者のターザン
ターザン映画一覧表
あとがき

comment/コメント
ターザン映画の解説書。上質のコート紙にターザン映画のスチル写真が10数ページも収録されているが、結構長い文章メインの本である。ルポフあたりに言わせるとバローズの原作に対する記述は少ないということだが、映画の解説書だと思えばそんなこと気にならない。不思議なのは、本書が訳されたのが事実上ターザン映画が娯楽映画のメインストリームから落ちてしまったずっと後になった、ということだ。原文が書かれた当時、既にそうなっていた、と思えばそんなものだが、だったらよくぞ訳されたもの、と思う。手にいれられたのもラッキーだった。

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