厚木淳:訳/武部本一郎:画
story/あらすじ
作者晩年の力作。
chapters/もくじ
はしがき
第T部 ポロダ星での冒険1.〜11.(章題なし)第U部 タンゴール再登場
はしがき
1.〜10.(章題なし)
characters/登場人物
タンゴール | 第2次大戦で戦死したアメリカ人 |
ハーカス・イェン | ユニスの精神分析学者 |
ハーカス・ドン | その息子 |
ハーカス・ヤモダ | その娘 |
バルゾ・マロ | タンゴールが惑星ポロダで最初に会った娘 |
モーガ・サグラ | カパラに亡命する娘 |
ガラル | カパラの秘密警察ザボの長官 |
ハンドン・ガール | ユニスの諜報員 |
history/初出
Tales of Three Planets,Canaveral Press,1964
comment/コメント
2編の「さい果ての星の彼方に」はポロダ・シリーズとでも呼びたい作りで、異世界づくりといい、住民設定といい、相当力が入っている。主人公タンゴールの設定はジョン・カーターらとは対極をなすもので、作品全体の世界観も厭世観というか厭戦感というか、複雑な色合いがあって興味深い。ポロダ星への移行方法など、「火星のプリンセス」を意識しているようにも思える。30年ぶりに書き直した『火星のプリンセス』といったところか。