(No Published in Japan)
未訳(翻訳プロジェクトにて翻訳完了!)
story/あらすじ
13世紀のイギリスを舞台にサクソン対ノルマンの抗争を横軸に、歴史上の人物であるヘンリー3世やレスター伯シモン・ド・モンフォールらと主人公たちとの関わり、そして得意の恋と冒険を描いた歴史小説。誘拐された幼君、無法者の軍団の蜂起、それを指揮する謎の青年剣士の活躍。
chapters/章題
1.〜19.(章題なし)
history/初出
The Outlaw of Torn,Jan.1914,New Story
The Outlaw of Torn,1927,McClurg
comment/コメント
『火星のプリンセス』完成前後に執筆された、事実上のバローズの処女作とも第2作ともいわれているが、計5回にわたって刊行を断られたという。そのわりには本国での評価は高く、この作品をメインにおいたホームページが存在するほど。また、ERBが創造したキャラクターが剣試合をした場合のシュミレーションではトーンの騎士はジョン・カーターとともに決勝へ進んでもいる。マニアックな興味だけかもしれないが。
ターザンの遠い祖先であるグレイストーク卿も登場するが、主人公にあっさり殺されてしまうなど、あまりいい役所とはいえない。