list/リスト
comment/コメント
バローズは歴史小説に魅力を感じていたらしく、最初期と最後期にそれぞれ書いている点が注目。
本国のERBファンの間では意外と評価の高い『トーンの無法者』は、ERBの幻の処女作ともいわれている。もしこの作品が採用されていたら、現在のERBはなかったかもしれない。同じように、処女作が『火星のプリンセス』ではなく『類猿人ターザン』であったとしたら? やはりその後のERBは変わっていただろう。(これについてはいずれ別のところで書くつもりだが)
『カリグラ帝の野蛮人』は現在知られている、ERB最後の刊行作品(『踊り場のマルシア』はのぞく)。これ以降、本当の新紹介はされていない。ERBの最初と最後の作品がともに歴史小説であったことは興味深くはないか?
このようにERBの歴史小説に対する興味は相当のものらしく、ターザン・シリーズにも歴史上の存在が秘境にあらわれるほか、『南海の秘境』では戦国武将が登場したりもしている。
HOMEPAGE | Bibliography | Tarzan Barsoom Pellucidar Amter Caspak Moon SF Mucker Adventure Apache Western Others