(No publishing in Japan)
本邦未訳
story/あらすじ
類猿人ターザンはカヴル族に関するあるうわさを耳にしただけだった――奇妙な野生の白人の種族だ。だが、かれらがワジリ族の酋長ムヴィロの娘を誘拐したとき、ジャングルの王者は救出の使命を帯びてその伝説におおわれた村の探索に出た――必要ならば、復讐のために。かれはそのいく手に故障した飛行機の生き残りの奇妙なグループ――その中には愛する妻、ジェーンもいる――があることなど、知る由もない。
He could not know that his trail ran close to that of a strange group of survivors of a crashed plane -- including his beloved mate, Jane -- who struggled for survival against the terrors of Africa and an even worse danger within their own party. But the stranded Europeans and the ape-man were destined for a rendezvous of blood and fire -- in the dreaded temple of the kavuru.
Chapters/目次
character/登場人物
ヘイゼル・ストロング テニングトン婦人。ジェーンのバルチモアの友人 ジェーン・クレイトン グレイストーク卿婦人。ターザンの妻 キティ・クラウゼ・ペーターズ スボロフ皇太子妃。アレクシスの妻 アレクシス・スボロフ ロシアの皇太子 類猿人ターザン グレイストーク卿ジョン・クレイトン ンキマ 小猿。ターザンの友達 ムヴィロ ターザン率いるワジリ族戦士の酋長 ブイラ ムヴィロの娘。カヴル族に誘拐される ブラウン スボロフ家のアメリカ人パイロット アネッテ スボロフ皇太子妃のフランス人メイド ティブス スボロフ皇太子のイギリス人従者 ウダロ ブケナ族の酋長 グピングー ブケナ族の呪術医師 イデニ ナイカを捕らえたカブル族 ナイカ グピングーの娘 オグドリ ジェーンを捕らえたカブル族 バランドー ワジリ族の戦士 カヴァンダヴァンダ カブル族の王にして司祭長 メデク カブル族の黒人奴隷
history/初出
Tarzan and the Immortal Men,Oct.1935
Tarzan's Quest,1936
comment/コメント
邦訳版は未完に終わった1冊。ちなみに、早川書房の予定では第1次刊行分となっていたはずだが、どういう事情だったのか。久しぶりにジェーンとその親友のヘイゼル・ストロング嬢が登場し、活躍する巻だけに、なんとしてでも翻訳されて欲しい。
お話は、不老不死のなぞに挑むターザンの話である。ターザンのみならずジェーンらが永遠の美やたくましさを維持する秘密が明らかにされる。…もっとも、この時点で子供も成人してしまっているジェーンが相変わらず娘のような状態で登場するから、やはりあらかじめ不老不死だったのかもしれないが。
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