続・翻訳プロジェクト

『騎手殿下』
The Rider

"H.R.H. The Rider"として1918年12月14日、21日、28日に『オール・ストーリー・ウィークリー』誌に連載。
初版書籍:エドガー・ライス・バローズ社、1937年("The Oakdale Affair"と1冊にまとめられている。)


目次


CHARACTERS

Princess Mary of Margoth

Prince Boris of Karlova

Prince Stroebel

King of Margoth

Baron Kantchi

Carlotta

Gwendolyn Bass

Hemmington Main

Mrs. Bass

Abner J. Bass

King Constans of Karlova

Alexander Palensk,

Nicholas Gregovitch,

Ivan Kantchi (Little One)

The Rider

Peter

Bakla

Tillie

Dimmie (Prince Boris)

The Wolf. (The Rider)

Klein

Stefan

 

登場人物

マーゴス国のメアリー王女

カルロヴァ国のボリス王子

シュトローベル公

マーゴス国王

カンチ男爵

カルロッタ

グウェンドリン・バス

ヘミングトン・メイン

バス夫人

アブナー・J・バス

カルロヴァ国のコンスタンス国王

アレクサンダー・パレンスク

ニコラス・グレゴヴィッチ

イヴァン・カンチ(チビ助)

「ライダー」

ピーター

バクラ

ティリー

ディミー(ボリス王子)

ウルフ(「ライダー」)

クライン

ステファン

 
 

PLACES

Margoth

Karlova

Sovgrad

Peter's Inn

 

地名

マーゴス国

カルロヴァ国

ソヴグラード

ピーターの宿屋

 

THINGS

The Black Guard

 

用語

黒の近衛隊


以前、熱心なバローズ・ファンのひとりである「おかぴー」さんによって全訳された本書ですが、20年の歳月によってサイトは消滅し、連絡も途絶えてしまいました。
今回、新たに知り合ったバローズファンの方からぜひ読みたいとの声を受け、当時のデータは私の手元には残っていないため、イチから翻訳しなおしてみることにしました。
面白かった、という記憶はありますが、さてどうなることか?

概要(Wikipedia)

『The Rider』は、エドガー・ライス・バローズによる、ルリタニアもの(架空の小王国を舞台としたロマンス小説)の中編作品である。
1915年に執筆され、1918年12月14日から28日にかけて『オール・ストーリー・ウィークリー』誌で『H.R.H. the Rider』と題して連載された。
書籍として初めて出版さるた際は、無関係な作品である『The Oakdale Affair』と併録され、1937年2月にエドガー・ライス・バローズ社から『The Oakdale Affair and The Rider』として刊行された(その後、グロセット&ダンラップ社からも1937年、1938年、1940年に再版されている)。
単独の書籍として初めて出版されたのは、1974年10月にエース・ブックスから出たペーパーバック版である。

あらすじ(Wikipedia)

長年の宿敵であるマーゴス王国とカルロヴァ王国は、マーゴスのメアリー王女とカルロヴァのボリス王太子という両国の後継者同士による政略結婚を取り決めようとしていた。
しかし、当の二人は、代々の敵国相手との結婚に難色を示していた。
一方アメリカでは、恋人同士のグウェンドリン・バスとヘミントン・メインが結婚を望んでいたが、娘をヨーロッパの貴族に嫁がせることを夢見るグウェンドリンの母親にその望みを阻まれていた。
バス夫人はその計画を実行に移すべく、グウェンドリンを連れてヨーロッパへ旅立つ。
夫であり裕福な実業家のアブナー・バスは、妻のような大それた野心は抱いていなかったものの、ヘミントンに後を追うよう促す。
ボリスは反抗的な態度をとったために父であるコンスタンス王によって自室に軟禁されるが、そこから脱走し、変装して頻繁に通っていた評判の悪い酒場「ピーターズ・イン」で友人たちと落ち合おうと画策する。
その途中、彼は悪名高い追いはぎ「ライダー」に待ち伏せされる。
しかしボリスは形勢を逆転させてその追いはぎを捕らえ、友人たちに自慢しようと彼を酒場へ連れて行く。
ライダーは、自分を捕らえた相手への復讐の機会をうかがいつつ、仲間たちがたむろするその酒場へ行くことを承諾する。
酒場でボリスは、カルロヴァ軍精鋭部隊「黒の近衛兵」の将校である友人たちと合流する。
ライダーはそこに自分の仲間がいるのを見つけ、助けを求めるが、彼らは近衛兵たちに制圧されてしまう。
給仕のバクラは、王子の本名が口にされたのを耳にし、客の一人が王子を撃とうとするのを阻止する。
ボリスは寛大にも、先ほどまで敵対していた相手を夕食に招く。
ライダーの冒険譚を聞いたボリスは、その追いはぎの生き方に憧れを抱き、一方のライダーもまた、王子の生活を羨ましく思う。
衝動に駆られたボリスは、一週間だけ互いの身分を入れ替えることを提案する。
ライダーが王子の代わりにマーゴスの首都へ赴き、ボリスが望まない婚約者への求婚を行う一方で、ボリス自身は追いはぎとしてのロマンあふれる生活を送るという計画だ。
近衛兵たちは、その冗談が戦争の引き金になりかねないと反対するが、ボリスは平和を望んではいるものの、メアリー王女との結婚を回避するためならその危険を冒してもいいと考えていた。
ボリスの友人たちは、変装したライダーに同行してマーゴスの首都デミアへと向かう。
そこでは、メアリー王女が乳母のカルロッタと結託し、自身もまたこの政略結婚を回避する策を練っていた。
無作法な「ライダー(覆面の盗賊)」は町で失礼な振る舞いをして住民の反感を買うが、その騒ぎを、偶然知り合った相手とホテルで酒を飲んでいたヘミントン・メインが目撃する。
メインと、カーゴヴィッチと名乗るその飲み仲間は意気投合する。
メインは愛する女性を追ってマーゴスに来たのに対し、相手は愛する女性から逃れるために来たことを知る。
カーゴヴィッチは、互いの目的を果たすために協力し合おうと提案する。
そこへグウェンドリンと彼女の母親がホテルに入ってくる。
メインは、あの二人を引き離すことさえできれば、すぐにでもグウェンドリンと結婚できると漏らす。
カーゴヴィッチはそれを実現するための計画を思いつく。
宮殿では、偽の王子がその粗野な振る舞いで恥をさらすが、アレクシス王との極めて重要な会見はなんとか乗り切る。
しかし、求婚者を遠ざけるために老け込んで醜く見えるよう変装していたメアリーとの対面は、うまくいかない。
不運なことに、彼女のその策略は父親の怒りを買い、かえって結婚への決意を固めさせてしまう。
反抗的なメアリーは、隙を見て宮殿から抜け出す。
かつての学友であるグウェンドリンがマーゴスにいることを知り、メアリーは変装してロイヤル・ホテルで彼女と会う。
ホテルの外では、見知らぬ男が車に近づき、運転手にそれがバス家の車かどうか尋ねる。
王女の正体がばれないよう、運転手はそうだとうそをつく。
その後、「ライダー」になりすましたボリス王子が車を止める。
彼は運転手を自分の馬でデミアへ帰らせ、メアリーとカルロッタを乗せて走り去る。
自分がグウェンドリンと間違われていることに気づいたメアリーは、相手にその間違いを正そうとはしない。
彼女は、この追いはぎの意外なほどの礼儀正しさに感心する。
やがて車は乗り捨てられ、三人は徒歩でライダーの隠れ家へと向かう。
一方、本物のライダーは、王族のふりをする生活に嫌気がさし、食中毒を理由にカルロヴァへ戻ろうとする。
彼に付き添う者の一人が、王子の早期帰国の真の理由はメアリーを嫌っているからだとほのめかしてアレクシス王を侮辱してしまい、それを受けて王もついに、王子に対する自身の否定的な見解を露わにする。
メアリーの逃亡が発覚した際、アレクシスは当初、もはやその結婚を望んでいなかったため、特に気に留めなかった。
しかし、王女の運転手が戻り、彼女が「ライダー」に誘拐されたという知らせをもたらすと、彼は直ちに大規模な近衛兵の一団を追跡に向かわせた。
一方、本物のバス家の一行が乗った車はハイウェイで故障し、そこで偽のボリス王子と遭遇する。
この偽王子は、本物の王子と再び身分を入れ替えるために、王子の狩猟用ロッジへ向かう途中であった。
一行の正体とバス家の莫大な資産を知っていた「ライダー」は、彼らをカルロヴァのソヴグラードまで車で送ると申し出る。
彼に同行していた側近たちも、彼が王子であるという偽装を維持するため、その提案に同意した。
バス家の人々に対し、メアリー王女への嫌悪感を露わにした「ライダー」は、グウェンドリンを花嫁として迎えることには好意的かもしれないとほのめかす。
グウェンドリンは乗り気ではなかったが、母親は大喜びし……

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